皆さんこんにちは。
エンタです。
仮設吹付って行う判断基準ってありますか?
この現場はあまりにも削れていくので仮吹付けした後に、本吹付しました。
地山の状態が悪い時とは
ラス張りしようとしても、ドンドン崩れてくる。
落石が多い。
勾配がキツくオーバーハング気味
ふわふわで軽い雨でもガリが出来る。
掘削時に過堀し過ぎている(吹付で直す場合)
こんな感じでしょうか。
こんな状態の時は仮吹(カリブキ)を行います。(仮設吹付)
そうする事で安全に施工出来ますし、施工がやりやすくなります。
特に落石は危ないので仮吹をオススメします。
カリブキした後にラスを張るのですが、
この時よく言われるのが、仮吹きと本吹(ホンブキ)が分離するんじゃ無いか?
その可能性は十分にありますが、問題ありません。
と言うのも、吹付で法面の凹凸を押さえたりする場合にモルタル吹きます。
そのモルタルは設計構造物の下に来るわけですから、地山と見なします。
仮設吹付は地山と見なすわけです。
と言う事はそれ程強度が有る必要もないので、貧配合でもOKと言う事になります。
まぁ数量が少なければ通常配合で吹くでしょうけど。
地山以上の強度があれば問題ありません。
捨てコン的な考えになります。
地山が危険な時は仮吹を施工し安全に施工しましょう。
役所に協議を挙げて設計で見てもらうことも可能なので設計で見てもらうことで魔法の言葉、創意工夫にならなくても済む場合もありますw
それではまた。