皆さんこんにちは。
エンタです。
グラウンドアンカー工において亀裂(節理)バシバシの所でセメントミルクを注入します。
と、だだ漏れでいくらミルク(セメントミルクは今後ミルク)あっても足りませんw
そこで登場するのはパッカーですよね?
いや、まぁそれ以外の方法もあるわけですが、とりあえず安易にパッカーを使用を提案します。
よく勘違いとい言うか知識不足というか、パッカーを使用すると注入は後からまとめてすれば良い!って事を言い出す方がいるようです。
パッカーを使用する際の注入はアンカー挿入直後にすぐです!
フローを書いておきます。
パッカーを使用するときの施工フロー
1,パッカーをアンカー体にかぶせて準備(緊結したり)
2,2重管削孔
3,インナーケーシング回収
4,パッカー付きアンカーを挿入
5,アウターケーシング回収
6,セメントミルク注入
7,完了
この順序はある意味絶対です!w
絶対と言っていいのか分かりませんが、セメントミルク注入は絶対にアウターケーシング回収後すぐです!
例えばコレを注入せずに、次のアンカーに移動し削孔し挿入、また移動し削孔し挿入。
その日のどこかで3本まとめて注入とかってあり得ない施工方法です。
グラウンドアンカー工は寝ても覚めても1本仕上げが原則というか、鉄則です!
これ以外の例外の現場もあるちゃー有るんですが、パッカーにおいては鉄則ですね。
パッカーを使用する歳の施工箇所というのは節理が多い亀裂が多いって事が大前提です。
また被圧水が高いとか、被圧水の内部流速が強いとかでセメントミルクが流される場合に定着体が造成出来ない時に使用されるわけです。
その前に2重管削孔の意味合いとして地山が崩れたりする恐れがあるため、2重管削孔となっており2重管である為に正確に定着体を造成出来るって事です。
自由長部の地山が安定しているとも分かりませんし、定着部も分かりません。
だからこそ、アンカーを挿入したらすぐさまパッカーに注入してパッカーを膨らます必要があります。
いい加減な事を言って、いい加減な施工だと我々の同業者に影響が及びます。
やはりどうせやるならイイし事をキッチリ行いたいですよね。
その為には知識も必要なのである程度の知識武装が必要です。
中途半端な知識に惑わされないようにしたいモノです。
法面屋にもセカンドオピニオンが必要な時代でしょうか?
それではまた。