法面工事における現場打吹付法枠工の施工順序(その2)

皆さんこんにちは。

エンタです。

GWどうですか?

私は若園製作所のBBQに参加して昼から肉食って夕方胸焼けしていましたw

胃がヤバイおじさんです。。。

先日の法枠工の続きです。

法面工事における現場打吹付法枠工の施工順序(その1)

 

法枠組立工に入って行きます。

ラス張り完了後に、法面全体に墨だしを行います。

法枠の割付をPPロープを使用して全体に設置します。

PPロープ

鉄筋をPPロープに合わせて設置していき、PPロープは下鉄筋設置後に全て外します。(PPロープは腐りませんが、鉄筋コンクリート構造物からすれば異物)

先に縦の鉄筋を決めていき、横の鉄筋をはわせていきます。

鉄筋は全てラス金網に結束して行っています。

 

1本当たりの鉄筋はだいたい6mですが、法長が長い場合は継ぎ足していきます。

その際に、鉄筋の重ねを出来る限り同じ位置に来ない様にする必要があります。

鉄筋の重ね合わせは40Dが基本だと思って下さい。

多少地域で変わる場合も有ったりしますので、不安な場合は安全を見て45Dで施工してOKです。

この45Dと言うのは鉄筋径×45と言う事です。

D13の鉄筋を使用していたら、D13×40=520㎜以上 と言う事になります。

そして、鉄筋の重ねが同じ位置にならない様にする必要があります。

法枠の断面です。

横と縦に鉄筋の重ねの位置が来ない様にしましょう!

 

下鉄筋が終わったら、法枠を設置していきます。

法枠は交点を抜いて作成されているので、下鉄筋に乗せて結束していくだけです。

法枠の網にはフープ筋という組立筋があり、それに合わせて鉄筋を結束します。

下鉄筋を法枠に結束したら上鉄筋を乗せてフープ筋にまた同じ様に結束します。

フープ筋に結束する際は全箇所結束する方もいれば飛び飛びで結束する方もいます。

 

全部結束しなければならない!って決まりは有りません。

私的にはどちらでも良いと思っていますw

あくまでも型枠なので鉄筋の位置がズレたりする様だと問題が有りますが、なかなかそんな事も有りません。

全部結束するとより堅固になりますが、時間も掛かります。

ほどほどで良い様にも思えますが、それは施工する方の指示ですね。

ここで法枠組立完成と行きたいところですが、交点にアンカーを打ちます。

これはまた次回に

 

それではまた。

 

鉄筋の重ね関係は下記のブログにて

吹付法枠組立工で大事な事

鉄筋の重ね方

鉄筋の重ねと重ねの距離

鉄筋の重ねと重ねの距離 その2

手と機械の差(結束機)

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