周面摩擦抵抗値を測定するための試験は、本施工前が絶対オススメ!

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日鉄筋挿入工の基本試験を行いました。

設計されている周面摩擦が取れるかどうかの試験で、

すでに法枠が設置されているため枠内ので基本試験です。

 

まぁそれはそれでしょうがないのでそれで試験を行うんですけども、この際の問題点がよく分かりました。

出来る限り法枠を施工する前に、基本試験を行う方が良いのを大前提になぜその方が良いかを書いていきます。

施工前にするのが当たり前だと思われる方もいるでしょうが、全国的にもそうではないです。

周面摩擦取れるであろう、と言う設計の元施工しています。

土質調査試験のサンプルデーター(柱状図)を元にしているので、基本試験はあくまでも確認なんです。

 

1,基本試験する際の鉄筋の打設位置を選定しやすい

2,法枠がある事で枠が邪魔になることも

3,地耐力が無い場合、受圧面積を大きく出来る。

4,周面摩擦が無い場合、それ以外の工法を考えられる。

 

1A、法枠を避けながらの試験になるので、ピンポイントでは狙いにくいですよね。

2A、ジャッキで緊張する時も意外と枠が邪魔でゲージ付ける事も困難

3A、今回コレで一番困ったのですが、地耐力が無いとドンドン沈むんです。

試験時の受圧板は結構厚みがあります。

上記写真の受圧板は500×500なのですが、40kg近いです。

その為これ以上のサイズアップ出来ずこのサイズに。

クレーンが使用出来れば問題ありませんが、

とても人で引っ張り回すには限界があります。

また、枠内サイズも規格通りですがバラツキがあるのでやはり小さくした方が入らない事が無いので無難です。

 

(地耐力とはジャッキで地面を押した時の地面の支持力、押し返そうとする力)

表面はスレーキングを起こしているためボロボロです。

30㎜は沈みましたが、その後は安定したのでまだ良かったです。

 

4A、今回は周面摩擦が取れずに抜けてしまいました。(当初計画の半分)

ジャッキを大きめのサイズを用意し、シリンダーストロークも長めだったので

地耐力の止まる所まで引けたのが幸いし試験だけはしっかり出来ました。

が、周面摩擦が無いことで再設計にw

すでに法枠を設置しているので、それを踏まえた設計になると思います。

考えられる方法として、削孔径のアップ、削孔長(挿入長)のアップ、グラウンドアンカー工の枠内追加設置

とりあえず、設計に差し戻しになるので、仕事が1ヶ月先送りになりそうで恐ろしいですwww

 

それではまた。

  • B!

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