鉄筋挿入工に置いてあの材料を抜くだけで確実に品質が上がる!

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日ある現場で鉄筋挿入工を施工したのですが、あの材料を抜いてくれました!

コレです!

この黒い部分のこの材料!!

それと先端のキャップ!!

 

シース管と先端キャップを設計から外せましたw

コレって意外と抜いてくれないコンサル多いんです。

 

なぜかと言うと、コレを抜くことで何かしらの不具合があるかも知れないと言う事で抜けないらしいです。

また、メーカーが図面に載せてくる、自社のいにしえの図面に載っているからと言う理由もあります。

 

コレは抜いても問題ないですし、コレがある事で鉄筋の付着が阻害されます。

 

って事で、コレを抜いた際の文章を公開します。

 

先端キャップ・シース内部はグラウトが入らない為、鉄筋が裸の状態になります。
近年グラウンドアンカー工においては特に背面処理の重要性を指摘されています。

鉄筋挿入工は同様の抑止工である為同じ考えで行くのであれば、
シースを取り除き空隙部はモルタル充填で対応すべきかと思われます。

添付地山補強土工設計施工マニュアルにおいても硬練モルタルと書かれております。
またシースと先端キャップの部分だけがメッキのみの防食になります。
通常であればセメントミルクとメッキの2重防食になります。

その結果、先端キャップと・シースは設置しない方が品質も向上するため、
設置しない様にしたく協議いたします。

上記の様な協議書で抜くことが出来ました。

建設コンサルのOKと役所のOKが出ました^^

 

今後出来るだけ抜いて行きたいと思っています。(今までもやっていましたが、やっと抜いてくれたw)

コレがあるだけで施工は1個も良い事無いです。

コレが減ると材料費が減額になります。(請負は減る)

しかし、トータルの品質などを考えると微々たるモノです。

 

私的に、必要無いモノは必要無い!必要なモノは必要と言いたいだけです。

有るから入れると言った思考停止は絶対にダメだと思っています。

しかし、今回県の工事で抜くことが出来た一例として皆さんに公表出来た事がなによりも良かったです。

公共事業者はイイモノを確実に公共に設置する義務があります!

なぜなら税金だからです。

だからこそ、必要、不必要をしっかりと見極めて行きたいですよね^^

 

それではまた。

  • B!

【必見】オススメ記事

1

皆さんこんにちは。 エンタです。 最近ですが、クリップスペーサーのお問い合わせが増えております。 で、ココでQ&Aを作りましたので、ご確認ください。 その他に何か気になる事がありましたらご質問 ...

2

皆さんこんにちは。 エンタです。 台風どうでしょうか? 大丈夫でしたか??まだまだお気を付け下さい。 山はすでに降雨で飽和状態です。 ここ数日は非常に危険な状態なので十分に管理して下さい。 私は今夜、 ...

3

ボルトスケール・クリップスペーサー・ 緑化スペーサーお問い合わせ、販売店は下記となります。 ボルトスケール専用箱 クリップスペーサー     ボルトスケールのブログ ボルトスケール ...

4

皆さんこんにちは。 エンタです。 今回は問い合わせの多いクリップスペーサー®に付いてです。 元々は鉄筋挿入工のスペーサーという事で作成されたクリップスペーサー®です。 削孔位置もほぼ正確に削孔してもス ...