現場監督の写真の撮り方(その2)

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日から久々の雨?

雨が降るたびに少しずつ気温が下がって。。。

良い季節になってきますね~^^


閑話休題

 

以前、写真の撮り方が好評だった為(ごく一部の方ですがw)

写真管理の基礎の基礎から書いてみようと思います。

撮影方法は各者個性があるのでそぐわない場合も十分あります。

しかし、合わないからと言って拒絶するのでは無く、融合して行ってバージョンアップしていって下さい。

良いところは参考にすれば良いだけですから。

前回のその1では突然一部工種の写真の撮り方を書きましたが、

今回はその2ですが工事写真を撮る上で監督の思考を書いていきます。

 

1,工種はなにか?

2,施工順序は?

3,不可視部があるか?

4,不安全行動は無いか?

5,被写体の背後の不安全行動は無いか?

6,ヘルメットをかぶっているか?

7,タバコを適切な位置で吸っているか?

8,アゴヒモは付いているか?

9,腕まくりしていないか?

10,数値と黒板が合っているか?

11,スタッフ(箱尺)やスケールは明確に見えるか?

12,ピンボケ写真では無いか?

13,わかりやすい写真か?

14,時間は合っているか?

15,本当にそこの現場の写真か?(検査で疑われないようにw)

 

ザックリですが、監督はこんな事に気を付けて撮影していますw

マジか!?って思うでしょうが、マジです!!

 

監督が写真撮る時に被写体の後ろにいる人を入らない様に撮ったり、無駄なモノが写らないようにしています。

これは上記理由から来ているわけです。

写真管理は今を、その工程の瞬間を撮るわけですが失敗はある意味許されません。

何回でも取り直すのはそう言う理由です。

 

そして、変な写真は写真整理する時にガッカリするわけですw

↑はスナップ写真ですが、この写真どう思います?(10年ほど前の写真です)

まず、私なら手前にスタッフ(箱尺)が転がっている事が気に入りません。

キタナイ写真に見えます。

奥の足場の幅木がありません。

これは不安全足場と言われかねません。(実際は・・・)

そして最大はいくら硬い山と言っても人がいないって不安全施工になるわけです。

機械が動いている以上は絶対に人がオペレーションする決まりです。

 

それ以外に、足場の隙間は?

その他周囲に問題は無いか??

ってチェックしてから撮影します。

 

なぜこんな事をするかというと、施主(役所)の検査を受ける上で指摘されないようにしたいからです。

点数は現場の評価ですから、そりゃ良い点取りたいですよね!(私は今はもう下請ですけどw)

良い点数を取るためには良い書類から、良い現場からなわけですよ!

写真がある程度しっかり綺麗に撮られていれば、書類もある程度出来ています。

検査官はその辺も見ています。
(検査のプロは書類で現場を想像するらしい!その昔、検査官に聞きましたw)

良い書類を作れると言う事は良い現場も作れるんです。(by当時の検査官)

どんなに良い施工をやろうが品質が高くてもそれを証明する事が出来ない場合、それは無なわけです。

工事点数が低い人と何ら変わらない事を意味します。

全ては証拠写真、証拠映像が大事という事です。

 

良い施工とは品質・出来形共に見栄え的にも素晴らしいのですが、

それを証明する書類があると言う事です。

だから現場監督が写真にコダワルのはそう言う事なんです。

 

写真管理の重要性を知った上で撮影する事でスキルはドンドン上がっていきます!

以前も書いたように、人は意識するだけでそちらの方向に向かっていきます(良いも悪いも)

良い写真を撮る!って意識すれば必然と上手くなっていきますよ!

ただし、良い写真とは?って事も考えて見て下さい。

 

それではまた。

現場監督の写真の撮り方(その1)

  • B!

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