皆さんこんにちは。
エンタです。
法面工事の中に緑化工があります。
種類としては
1,種散布工
2,種子吹付工(通称泥吹き)
3,植生マット工
4,植生基材吹付工(t=○○㎝)
1,種子散布工
種子(牧草や在来種)、肥料、糊、ファイバー(紙クズ)、水を混ぜて吹付けます。
基本的にエアー等は使用せずにポンプのチカラで吹いていきます。
勾配が緩く植生しやすい箇所で使用します。
2,種子吹付工(通称泥吹き)
上記種子散布にプラスして、基盤材(腐葉土)を足して吹付けます。
施工方法は1と変わりません。
勾配が若干キツく植生出来る山に使用します。
山の表層が崩れそうだったり、剥離しそうな場合はグリーンネットを貼り付けて一緒に吹いてしまいます。
効果は微妙ですw
3,植生マット工
植生マットとにも種類が多数ありますが、基本は肥料袋ありなしです。
種はマット内にちりばめられており、肥料は袋状に縫い付けられています。
比較的勾配がキツく浸食されやすい山に適応されます。
また、植生基材吹付工が出来ない箇所などにも用いられます。
4,植生基材吹付工(t=○○㎝)
基本的には緑化基盤材を吹付けて、しっかりした土壌を作り緑化します。
簡単な話、堅い岩盤でも厚みを厚くすれば植生出来ない事は無いって事です。
しかし、過去に岩盤緑化で30㎝とか吹いてきましたが(基板砂20㎝+基盤材10㎝)、今は廃れています。
そこまでするならモルタル吹付で良いじゃ無いか?って事ですね。
昔は今よりも緑化重視の時代だったので。
最近ではもっぱらモルタル吹付工が多いです。
結局は緑化したは良いけど、誰が除草するの?って話になります。
しかも法面となると素人では出来ないし、大変ですよね。
なので最初からモルタル吹付。
まぁそう言う時代ですよね。
緑化も今の時代は良し悪しと言う事ですね。
ちなみに、詳しい判定というか広報検討のツリーは法面協会の方に有ったと思います。
生えてしまえば見た目はそう変わりませんが、私的には植生マットが一番安定している様に思います。
生えるまでマット有るし、熱にも寒さにも強そう。
急激な雨にもそこまで流されないので。
それではまた。