皆さんこんにちは。
エンタです。
水抜きボーリング初めての監督に以前会いました。
気になることを根掘り葉掘り聞かれ、それに答えるんですが、やはりピンときてない感じ。
なので、とりあえず施工すればわかるから!っと伝えたんですが、それまでの写真管理がー
って言うので、「大丈夫!落ち度がないように写真箇所は全部言うし、黒板も書き方教える。」
と言う事で、開始しましたw
と言っても水抜きボーリングなのでそれ程写真もないのでボーリング始めてならわかりやすいです。
教えている途中途中で検査ではこの辺を聞かれたりするから気をつけて的な事も言いつつ、
良く言われるのが、空走距離が多い(長い)時に角度が合っているのか?って言われます。
機械側では上向き5度(設計)有るんですが、空走距離が5m超えてくると確実に前が下がります。
今回は10mほど有ったのですが、先端で測るとほぼ±0度な訳ですよ。
で、しっかり角度が取れるように、下駄をはかせるわけです。
最初に地山にケーシングの先端を当て、少し下げます。
そして上向き5度に手で上げます。(ちょっと重たいw)
そして、だいたいの位置を決めてケーシングの下に単管などでケーシングが上向き5度(設計位置)を維持出来るようにします。
ケーシングの先端、中腹、機械側を上向き5度に合わせて削孔開始です。
一度ケーシングが地山に入って行けばそれ程下がる事はなくなりますが、
逆に上がる場合も有るので気をつける必要がありますが、丁寧に削孔しても玉石などに当たれば、
上がったり下がったりします。
(ジャイロセンサーで調べればわかりますが水抜きボーリングはそれ程の精度は求めていない)
この単管を設置する事で規格を守ることが出来るので、完成検査でもしも言われた場合の対策にはなると思います。
ちなみに水抜きボーリングの角度なんて実はどーでも良いんです(元も子もないw)
間隙水圧を逃がすだけの事なので水によって内圧がグングン上がって行った場合に、
水抜きボーリングの穴に圧力が集中しそこから圧(水)が逃げる。
だから、下向いてても、上向いてても圧力が低い方に必ず圧は逃げます。(理屈わかりますよね?)
圧力は高いところから低いところに必ず逃げます。
上斜めになっているからと言って必ずしも流れてくると言う事はないという事ですw
削孔に関しては、この山にはギュンギュンに絞められましたw
削孔長45mだったのですが、最後の15mは砂岩で機械ローテーション(回転)は油圧圧力がLow(ロー)でないと回りませんでした。
抜管(ばっかん)も大変でローでガンガンハンマー叩きながら時間が掛かりました。
まぁローテーションは最大ではないので余裕はあったのですが、山って怖いですよね~w
それではまた。