皆さんこんにちは。
エンタです。
最近というか、昨年からですがネットからの問い合わせが非常に多いのですが、
対応頑張ってますw
閑話休題
植生工とは
今日ちょっとある方とイロイロ話しをさせて頂いていて、
工法の事をあまり理解されていない方が多い様に思いました。
で今回は何故緑化をするのか?って事なんです。
設計に書いてるからとかではなく、なぜ設計に載っているのか?
って事を考えてみましょう。
緑化の種類として、
種子吹付工 平場や緩斜面(ゴルフ場など広域な緑化で平場に近い斜面)
客土吹付工 1cm~ (緩斜面~1割程度の法面)
植生基材吹付工(昔は厚層基材吹付工)3㎝~
植生マット工 (植生の出来る土質・傾斜 肥料付き)
植生シート工 (マットと同じ程度 肥料無し)
イロイロあるんですけど、現場の条件に合わせて設計をしています。
その条件の大前提に、
早期緑化で法面を安定させる目的があるんです。
法面を安定させるって意味ですが、のり面自体は裸地(らち)です。
裸の状態だと風雨に打たれてガリが発生します。(植生の出来るのり面の場合)
ドンドン浸食されて崩壊していくわけです。小石がドンドン落ちてきますw
そうならない為に、緑化を行い表層を保護します。
牧草などは時期がよければ1ヶ月程度で発芽し繁茂していきます。
その後、周辺の在来種などの木本類が生えてきて定着していき、最終的な緑化の目的は在来種の繁茂です。
緑化だけの現場であれば特に急いで繁茂した方がのり面表層の安定は図れるので牧草などを使用する訳です。
法枠併用などのオープン型の場合は法枠で押さえているので緑化の速度は気になりません。
ちなみに緑化に関しては瑕疵担保が2年あるので、
緑化出来なかった場合に2年後に対策を求められる場合があります。
しかし、はなっから緑化出来ない地域もあり、それが設計に載っている場合は即変更です。
当然それなりに理由が必要ですが、周囲ののり面見て確認しましょう。
今回は緑化でしたが、次回は・・・・
それではまた。