時代は加工鉄の時代か?

皆さんこんにちは。

エンタです。

今年もあと1ヶ月!

気を引き締めて行きましょう!

 

先日スペーサーをイロイロ調べていました。

のり面用のスペーサーって元々が厚み管理のモノだったんです。

今でも厚み管理のモノとして使用しています。

 

決してラス網が真ん中に来ることが目的では無いんですよね。

元々、あのモルタル・コンクリート吹付の断面図にラスの絵を入れた場合、誰しも真ん中にラスの線を入れますよね。

私もその当時図面上にラスの位置を入れるのであればそうしていました。

なぜなら真ん中の方が絵として分かりやすいからです。

 

それがいつしかラス網は真ん中でなければならなくなって(検査で言われてました)しまいました。

たしかに、真ん中の方が錆びにくいとかはあるでしょうが、実際アンカーピンで止めているので地山に付いている部分もあり、

古い吹付の網のラスはほとんど錆びてます。

かと言ってラス網には強度は求められていませんので問題は有りません。

 

そして、今どきのスペーサーの在り方で最近国交省の現場で聞いた話しでは、スペーサーを入れるのは出来形管理上での創意工夫の立ち位置だと。

ようは厚み確保の製品という事でした。

と言う事は上記ラス網が真ん中にある必要性は薄れた認識です。

ただし、その出来形を確実に確保するモノであれば良いのですが、不純物はダメだという事でした。

 

ココで言う不純物とは、コンクリート製あるいはモルタル製で本体コンクリートと同等以上の品質を有するもの意外という事です。

土木工事共通仕様書 国土交通省(平成25年3月)

1-3-7-4 組立て

鉄筋かぶりの確保スペーサーについてはコンクリート製あるいはモルタル製で本体コンクリートと同等以上の品質を有するものを使用しなければならない。

なお、これ以外のスペーサーを使用する場合は監督職員と協議しなければならない。

コンクリート標準示方書[施工編:施工標準]2012年制定 土木学会

10.4 鉄筋の組立

この施工標準では、強度、耐久性および外観を考慮して、モルタル製もしくはコンクリート製のスペーサを使用することを原則とした。

その他の文献にも似たような事が書いて有るのですが、

要は主要部でのスペーサーはコンクリート製かモルタル製かそれ以上の同等なモノ。

と言う事だと、プラスチック製使えないって事ですね。(解釈にもよります)

プラスチック製は安くて、軽くて絡まないので施工には使い易いですよね。

鉄製はプラスチック製に比べると若干高くて、絡みやすいですよね。

一長一短ですが、施工管理では後に役所や元請けに言われたりする事を思えば鉄製が鉄板ですね。

 

もうプラスチックの時代は高度成長期と共に終わって行ってるんですね。

最近は鉄の性能が高く、イロイロな鉄があります。

そう思えば鉄業界は常に進化してきてるんでしょう。

我々のり面業界も革新的な事に努めていく必要があります。

 

新しい何かを見つけに行くには新しいモノ・コトに挑戦していく必要があります。

旧態依然では滅びる一途です。

 

それではまた。

https://norimen.net/wordpress/wp-content/uploads/2020/11/9fba908babd97787c8fef14bea2d7dbe.pdf

 

  • B!

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