圧力計を選定する際に気をつける事

皆さんこんにちは。

エンタです。

我々の業界ではよく使用するプレッシャーゲージ。圧力計ですね。

どの様に選定していますか?

そもそも選定すらしていない?w

実はある程度しっかり決めて使用しないと危ないんです。(壊れるだけですけどw)

 

最近は昔ほど高くないので気軽に使えるモノではあるのですが、使用時に壊れないようにする為には最低限の知識があった方が良いですね。

 

例えば吹付で使用する圧力計の最大値を考えて見ます。

吹付機の釜内部の圧力計はどの位を使用しています?

ザックリですが、3Mpaもあれば十分だと思います。

 

この理由ですが、

我々が使用する吹付機で使用するコンプレッサーの標準は100馬力で圧力が0.7Mpa位です。

まぁこれが190馬力でも良いのですが、圧力は同じです。

施工箇所が遠い場合は高圧コンプレッサー使用したりするので最大値が1.1Mpa程度かと思います。

 

あまりにも圧力値の高いゲージだとみにくく、低いゲージだと一瞬で壊れるので、2倍~程度の安全率をみて選定します。

1.1Mpa×2倍=2.2≒2.5~3Mpa

こんな感じで選定すると壊れずに使用する事が出来ると思います。

あまり安全率を掛け過ぎてしまうと、実際使用する際に見にくいモノになってしまいます。

 

ちなみに、グラウト注入時の圧力計の設定はポンプと同じモノを使用した方が壊れにくいです。

ただ、それだけ圧が掛かると注入ホースが爆ぜるため送れることはありませんけど、ゲージが壊れるリスクが減ります。

 

それと我々が使用する際は出来る限りゲージプロテクターを使用して下さい。

直接ゲージをエアー以外で使用すると錆びたり、セメントだと固まって使用出来なくなります。

ゲージプロテクター

ゲージプロテクターはこの東陽商事さんの品が一番安価で使い勝手が良く、メンテナンス性にも優れています。

買う際に気をつける事は、プレッシャーゲージの取付ネジのサイズです。

小さいサイズだと1/4サイズ(2分) 大きいサイズだと3/8サイズ(3分)があり、だいたいが1/4(2分)だと思います。

1/4(2分)の直径は約13ミリ、3/8(3分)だと16.5ミリ程度です。

 

最悪間違えてもブッシングで落とすか、上げるかでなんとでもなりますけどw

このようなステンレスブッシングを使用するか、

専用の異径ソケットを使用するかですね、

全てを組み付けて中に何でも良いのでオイルを入れます(錆びなければOK)

オイルでイッパイのゲージプロテクターにゲージを取り付ければ完成です。

 

見えないモノをみるためのゲージです。

見えないからこそ、しっかり数字で管理し品質を上げていきましょう!

 

それではまた。

  • B!

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