皆さんこんにちは。
エンタです。
世の中にはイロイロな工法や製品があります。
その中で私が使用した製品をご紹介します。
今回は鉄筋挿入工のフラットキャップです。
知っていますか?
最近では新東名高速道路などの鉄筋挿入工の頭部処理で使用されていると思います。
NETISのサイトでは上記写真が使用されていました。
ココで気になるのがフラットキャップ、メッチャ汗かいてるwww
なぜこの写真を使用したのかが気になりますけど・・・w
先日、施工した現場の検査も終わったようで、やっと公表できる段階になったのでご紹介です。
削孔は通常通りの削孔です。
この時うちのスプリングドリルも初削孔日でしたw
オペも初めての削孔で緊張気味で、私にウダウダ言われながらの削孔。
この現場は小学校の空石積みの上にモルタル吹付工を施工し、2mの鉄筋挿入工の現場でした。
削孔径は65㎜のシングル削孔。市場単価の現場条件Ⅱです。
削孔完了後に鉄筋を挿入します。
通常であると、モルタル仕上がり面よりも10㎝頭出しをします。
が、このフラットキャップはモルタル面よりも若干下になります。
上記写真はフラットキャップを取り付けた状態です。
モルタル面と同じくらいの高さでセットします。
黄色いグリスが頭に付いているのは、キャップをした状態で注入を行うためそこにグラウトが回らないようにする為です。
施工する前にyoutube動画を見て確認しました。
セメントミルク硬化後にフラットキャップを外します。
そして、上からモルタルを詰めます。
フラットプレートを取り付けてフラットキャップを締め込んでいきます。
この時にプレートが汚れるのでその時にしっかり綺麗にしておかないと後から見栄えが悪くなります。
付属の専用レンチで締め込みます。
フラットプレートを綺麗にして、中に発泡ウレタンを入れます。
そこにすぐさまフラットプレートの蓋をします。
専用レンチの裏側で蓋をロックします。
完成です。
どうですか?
思ったよりも簡単でした。
施工方法は特に問題がないのですが、1点だけ気になるところが。
それは、キャップ内に入れる発泡ウレタン!
コレはイマイチです。
と言うのも、この写真を見て下さい。
発泡してウレタンが出てきています。
ウレタン硬化後に除去します。
これが実は汚れるんです。(頭部の蓋が)
汚れの写真は撮っていませんが、若干蓋の部分などが汚れます。
それを取ろうとするとシンナーなどが必要になり、用意する必要が出てきます。
施工後の見た目は非常に良いので、施工管理者としてはちょっと汚れが気になりました。
コレってコーキングで良くない?って思うのですが。。。。
紫外線にも当たりませんし、問題無いですよね。
その方が綺麗に仕上げられる様な気がします。
(まぁメーカーの工夫次第でしょうけどw)
そして、このフラットキャップ黄色いでしょう?
実は、反射板機能付きなんです!
今回は4箇所分だけ反射板付きにしてみましたが、どうですか?
私は以前から反射板推奨派なので超オススメ!
恐らく今後このフラットキャップは増えて行く傾向にあると思われます。
と言うのも、反射材は世の中にもの凄く増えてます。
交通安全もそうですし、視界性バツグンでとにかく安全重視で考えた場合、創意工夫にもってこいです。
今のところ、
鉄筋挿入工製品で周囲の安全性向上の創意工夫製品はありません。
役所ウケはバツグンに良いと思います。(特に道路沿いの現場)
ちなみに、今回の現場の役所の反応は非常に良かったです。
町発注だったので加点とかそう言うのはありませんが、非常に喜んで頂きました。
反射板に関しては創意工夫から通常の設計にも入って行きそうな製品だと思いました。
なので設計価格として出した方がイイのかな?
夜間の走行中に光るし、分かりやすいですよね。
もしも、見た事が無い方は一度確認して下さい。
弊社が購入した先はケイエフさんです。
そして、東海地方の方は来週行われる「建設技術フェアーin中部」に出店されるそうなのでご自身で見てみる事が大事!
一見は百聞に如かず ですよ? まぁ見た方が早いし納得できます。
建設技術フェアーは私も1日どちらかの日に行きます。
どちらに行くかは現場の都合なのですが、必ず行きます。
お呼ばれしているところもありますしw
もしも見かけたら声でも掛けてやって下さい。
それではまた。
P.S
緊張管理の方法もyoutubeにあります。参考までに。