皆さんこんにちは。
エンタです。
うちの現場で施工講習、指導を多々やってます。
先日もモルダム工法の施工を山形から講習に来られました。
来月は他社にロータリーパーカッションの施工指導に行ってきます。
最近そういう仕事も増えてきましたw
ありがたいです^^
閑話休題
パッカーの作り方講座(その6)
前回ここまでで終わっりました。
ここにパッカーをかぶせます。
かぶせ方はいたって普通にかぶせれば良いのですが、
出来るだけ均等にスパンシールに当たる様にかぶせた方が良いです。
もしくは先端の様に1枚スパンシール(ブチルゴム)をパッカーと同じ幅で入れても良いです。
そして、ホースバンドをセットし締め付けます。
この辺は番線とかよりも楽ですね。
こんな感じでスパンシールをグッと押さえて込みしっかり密閉出来ていると思われます。
実際、ここが一番漏れやすいです。しっかり押さえたつもりでも出てくる場合も。。。
そして、逆に締めすぎると注入ホースが締められてしまい注入出来ない場合も有るので力加減に注意が必要です。
心配なので、ホースバンドの左右を結束バンド(インシュロック)でもしっかり締めています。
最終的に、この金具の耳が危ないので(パッカーを破ってしまう恐れ)ビニールテープで巻きます。
ここの現場では自由長部もパッカーだったので上下つながっています。
この後に、パッカーにテープを巻きます。
挿入時に引っかかったりする事を防ぐためです。必要無いって方もいますが、それはその管理者の考え方1つです。
このマスキングテープが使い勝手が良いですね。
なぜなら簡単に切れるって所と安いって所です。
とにかくアンカー挿入前はマスキングテープで拘束し、注入後はパッと切れる方が良いんです!
こんな感じでパッカーを小さくまとめてしまいます。
これで入れやすくなります!
ビニールテープで巻く人もいますが、ちぎれにくいので私は不安が残るので紙テープ。
管理者の考えによっては問題ないって方もいますのでそれは現場での監督の判断になります。
面白い実験データがあるので紹介しますw
粘着力の話しですが、ビニールテープの半分の粘着力がマスキングテープなので
簡単に取れてちぎれるって事が分かります。
ネットには昔からパッカーの作り方が載っていたモノがあります。
くさび型アンカー工法研究会のサイト内のPDF文献です。参考までに。
今回で一通りのパッカーの作り方は終わります。
イロイロな考えや、やり方があると思います。人それぞれで良いと思いますが、バラツクのも確かです。
パッカーの作り方をもっと簡単に確実に出来る様に統一化を図ってみたいですね。
私の先輩管理者はパッカーはイマイチだって方も結構います。
それだけ作り方に信頼性が無い事と、漏れる場合も多々有るからです。
作っても人によってバラツキがあってしかも膨らますときは不可視部分なのですが、
きっと何かこれだ!って方法があると思っていますw
今後それを解決したいと思います。
それではまた。