グラウンドアンカー工におけるパッカーの作り方(その2)

皆さんこんにちは。

エンタです。

なんだか梅雨ですよね?夏なのに。。。

セメント系工事の能率が上がりません。。。

ホント困りますよねー

養生にも限界あるし、やっと仕事が始まった感じなのに出来高上がらないって

今年はいろいろと大変な年になりそうですw

気にせずコツコツ行きましょう!


閑話休題

パッカーの作り方講座(その2)

前回はパッカーを所定の長さよりも上下+20センチ程度切断しました。

で、今回はセメントミルク注入ホースです。

パッカーを使用する際も注入の基本は下からです。

セメントミルクは底面から上げる

定着長+自由長+50センチ(注入元)程度で切ります。

定着長のイッパイ下まで設置しなくても10センチか20センチ程度上であれば問題ありません。

底面に付いてしまうとセメントミルクが出なくなる場合もありますので気をつけて下さい。

注入ホースの先端数か所に切れ目を入れておくと先端が詰まっても

その他の切れ目からセメントミルクが排出します。

 

注入元があまり短いと注入しにくいので若干長めでも構いません。

材料(セメント)がガチガチキッカリの数量で頼まないようにし、余裕を持って注文しておけば問題足らないって事がなく安心です。

最悪の場合この手のポリホース(注入ホース)はだいたいどこのアンカー屋も在庫で持っていると思います。笑

 

次に確認用ホースです。

コレは付けても付けなくても問題ありませんが、

付けるのであれば、定着長の最上部から10センチ~20センチ程度下に設置します。

自由長+20センチ(定着長)+50センチ(注入元)

この確認用ホースは注入ホースからセメントミルクを注入し、確認用ホースからグラウトが上がって来れば

グラウトが充填されたと確認する為のモノです。

しかし、仮にこのアンカーが20mを超えるような長いアンカーだった場合、確認用ホースから上がらない場合も。

やはりそのくらい長いと上がって来るにも時間が掛かりますし、パッカー最低部の圧力はもの凄いことに。

あまり送りすぎてパッカーが壊れてしまっては元も子もないので、短いパッカーであれば付けてもOK。

長いアンカーでの場合は無くてもOKかと私は思います。

 

そして長ければ長いほど材料使いますから、挿入も注入も大変になる訳です。

PC鋼線+注入ホース+確認用ホースなので胴回りが太くなるとケーシングのサイズが変わる場合もあります。

付けない場合は注入ホースに圧力計を間に挟んで圧力管理することで注入出来ているかを確認出来ます。

パッカー自体は、圧を掛けなくても重量圧で勝手に脱水されてカチカチです。

無理に圧をかけるとパッカーの先端が爆ぜて台無しになる事もあるので気をつけてください。

 

それではまた。

  • B!

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