皆さんこんにちは。
エンタです。
来週のイベントの段取りと日常の設計と積算に追われていますw
ドンドン仕上げてドンドンメールしないと次から次に。。。。
頑張りますw
閑話休題
最近また石積の依頼が多くなってきたのですが、
とりあえずどう言った石積がマズいのかをお知らせしようと思います。
ケース1
まずこの様な感じで縦にクラック(ヒビ)が入っている石積は、崩壊しかけてなんとか留まった石積です。
すでに何かしらの内部圧力を受けた後と言う事です。
健全度:30%
この場合の対策工事として、
対策工
鉄筋挿入工
水抜きボーリング工
モルタル吹付(+鉄筋組)
上記を併用して行う事が大前提になると思います。
ケース2
このような目地が大きく取れていたりする様な石垣は降雨によって徐々に浸食されていき、
石が抜ける様に崩壊していきます。
その為目地をしっかり作り直し、中抜けしないように対策が必要です。
健全度:50%
対策工
モルダム工法
モルダム工法と水抜きボーリング工施工をする事で非常に高い効果を生む(一般住宅向け)
ケース3
この様な自然石を積み上げたような所もあります。
この石積の場合結構大きな巨石を組んであったりするのですが、大きいだけあってなかなか崩れないと思います。
巧みに組んであり、早々に崩れませんが、雑草の防草対策で我々が呼ばれたりしますw
雑草が入るという事は緩みの原因にもなります。
危険度:70%
地震でバランスが崩れ抜け落ちる可能性はありますが、高さが無ければ大丈夫の可能性も
対策工
モルダム工法
ケース4
空石積ですでに崩壊しつつある(クラック入ってたり、ハラミ出していたり、石積の抜け落ちてたりする)場合
崩壊しているので、大雨で一気に行く(崩壊)可能性は高くなります。
目地が非常に大きいため内部の土粒分はかなり減っている恐れも高いです。
特に3m以上有る場合は非常に危険です。
健全度:20%
対策工
鉄筋挿入工
水抜きボーリング工
モルダム工法
上記の併用をオススメします!
ケース5
玉石積です。
こう言った石積もとりあえず目地がなんとか入っているので保ってはいますが、老朽化していると簡単に抜けます。
玉石積の箇所って意外と勾配が立っている場所に設置されており、地震が起きれば一撃で崩れます。
そして、以外と高く積まれていないので危険度は低めですが、崩れた際の家屋への影響は計り知れません。
危険度:50%
対策工
モルダム工法
水抜きボーリング工
ケース5までご紹介しました。
是非一度ご自宅の石積やブロック塀を見て下さい。
この健全度というのは、健全度100%が作ったばかり(新設)と思って下さい。
そこから経年劣化で徐々に健全度が失われて行きます。
大きめの地震を経験した石積であれば、健全度は一気に落ちます。
大雨を何度も何度も受けてる地域であればドンドン健全度が落ちます。
とりあえず点検してみて下さい。
点検の方法や確認の仕方を明日また書きます!
それではまた。