皆さんこんにちは。
エンタです。
先日Facebookの方でちょっとしたクイズを出しました。
風力発電にはある問題があると!
その答えです。
答えはこの中にあります!!
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影です。
この影の中にいると一定の間隔で羽根が回ります。
その一定の間隔の羽根の影が人を横切っていきます。
人はその影で頭痛がしたり、目眩がしたり、フラフラになったりするそうです。
それをシャドーノイズと言います。
原因はハッキリ分かっていませんが、今後問題になってきそうです。
ホント、人ってちょっとした些細なことに弱いです。
そして、新しいテクノロジーの影でこんな事が起こっているんですね。
Facebookの方で一所懸命に答えを書いて下さった、「カッパえびせん様」、コレが答えですw
しばらく会社は辞めれませんの刑ですねw
閑話休題
シングル削孔(単管削孔)
- エアーハンマー -
俗に言う削岩機の大型タイプです。
主流はヤマモトロックマシンと思っているのですが、その他メーカーも多数有ります。
構造として、本体にロッド(1~5m)をセットし、ビットをロッドにセットし、
本体にハンマーが付いているので後ろからロッドを伝わってビットに打撃を与えます。
施行特性
エアーでの削孔の為、ビットの回転は非常に早いのですが、トルクが油圧よりも低い為、ジャーミングに弱い。
削孔穴がスライムや孔壁の崩壊等によって閉塞されると削孔エアーの返りとスライムの返りが無くなり、
元々頭でっかちのビットなので当然抜けなくなる。
削孔中スライムやエアーの返りが無くなった場合、直ちに本体を後ろにスライド(後進)する様に操作しなければ抜くことが困難となる。
コンプレッサーはやはり大型タイプになるのですが、最低でも100馬力(エアマンPDS390)は必要。(削岩機の使用空気量によって変わる)
回転、打撃、上下移動、削孔エアー すべてエアーです。
市場単価で言う現場条件Ⅱで削孔径φ65が標準です。
実際大きめのビットもありますし、この機械で自穿孔ロックボルトの打設も可能です。
自穿孔ロックボルトとは
※自穿孔ロックボルト=ビット+ロッドで削孔していき削孔後、ロッドを切り離して終了。
ロッド自体がロックボルトの主軸となります。
注入はロッドのセンターに穴があり、そこからセメントミルクを注入する工法
シングル削孔のデミリット
上記の様にすべてエアー仕様と言う事で、削孔の早さはピカイチです。
5m程度でも山さえ良ければ5分程度で掘ってしまいます。
逆に、山が悪い場合は1本に30分かかったりします。
山の状態によって左右される削孔方法です。
冬の寒さで圧縮エアー内の水滴が凍り、マシン自体が動かなくなります。(凍結する様な温度での施工は避けた方が良いと思います。)
冬期の施工の対策としてドライコンプレッサーの使用などが有りますが、リース代が非常に高価です。
アフタークーラー付きコンプレッサーで検索してみて下さい。
そして非常にうるさいです。
ホコリもひどく、対策は非常に難しい物なので都市部や急傾斜地対策工の様なすぐソコに家が有る場合は向いていません。
ウォータースイベルという物を本体とロッドの間に挟んで、少量の水を通せばホコリは押さえることが出来ます。
ただし、スイベル自体が非常に高価で、削孔後がグチャグチャになります。場合に寄って孔壁が崩れる原因にも・・・難しい所です。
後ろ側に飛び石の危険性もあります。
また、吊り式の場合ラフタークレーンが必須なのでその設置箇所も考慮しておかなければならないでしょう。
その昔、飛び石でラフターのガラスが割れたことがありました。
飛び石対策
動画では、飛び石対策を行った実験結果です。
同時に削孔の雰囲気も分かって頂ければと思います。
飛び石対策無し
飛び石対策有り
他の現場の飛び石対策有り
ホコリが極端に違うことがよく分かると思います。
無しだと、真後ろに散るので飛び石とホコリの飛散が激しくなっております。
有りだと、ホコリと飛び石が下に落ちるので、さほど飛散していません。
ただ、有りでももう少し工夫が必要に思われます。
改造して出来た物をまた次回公開出来ればと思います。
それではまた。