皆さんこんにちは。
エンタです。
職人からすると施工管理の仕事って分かっているようで分かっていない部分が有ると思います。
管理は管理だから一緒だろ!?
って大体とらえられますが、その通りなんですが、そーでもないんですよね~
例えば、水抜きボーリング工を施工しているとします。
削孔長が50mで多少余掘りして50m+0.2削孔したとします。
この時、有孔管は奥に20cm入り込んでしまうんです。
設計では法面のツラ(表面)から有孔管が奥に入っているので、施工もその様にします。
法面のツラにだいたい合わせて保孔管の位置を調整します。
この作業は、保孔管を挿入後にアウターケーシングを抜くたびにスタッフなどを挿入して位置を確認します。
しかし、施工では奥に入れたがる人がいます。
機能性としては何も変わりませんが、上記絵の様に余掘りした分が入ってしまいます。
奥まで入っていれば良いだろう!?
って考えますが、実際はコレだとダメなんです。
なぜかと言うと仮に有孔管の確認をしようとした時に有るべき所に無く奥に入っていた場合、
山の内部形状が変わって中に入ったのか、もしくは押し出されたのか?
って考えられます。(まぁ例として)
コレが、一定の位置に有孔管があれば何も考える必要はありません。
検査時も綺麗に見えます。
同じ施工を数カ所やるのに、場所によって奥に入ったり正常だったりと
バラツキがあるっておかしいですよね?
管理をすると言うことはこういう事です。
入ってれば良いって事では管理を理解していないって事です。
職人からするとどーでもええヤン!って事ですが、大事な事だと私は思っています。
細かいとかではないんです。
やるべき管理はしっかりやる。
逆にしょうもない管理もあるんですよw
なんだコレ?意味ある?って必ずあります。
しかし、共通仕様書に書かれている以上は必要な訳ですが、それはほどほど。(あればいい)
職人と監督では施工の考え方に差があるのはしょうがないですが、
そう言った細かい施工管理にも多少お付き合い頂きたいです^^
私たちは職人と監督で1つの構造物を一緒に作っています。
お互いにお互いの仕事を認め合って共存して行ければ良いなって思います。
それではまた。