皆さんこんにちは。
エンタです。
このグラウンドアンカー見て下さい。
いにしえ感ありますよね~w
しかし、このアンカー生きてるんです!
BH(バックホー)でボコボコにされても生きてますw
経過して2年程度らしいのですが、コレだけ錆びまくっても全然平気の仮設グランドアンカー。
裏のPC鋼線も錆びてはいますが、緊張力をしっかり保てパンパンに張っていました。
全てのアンカーがしっかり生きていました。
ここまでのアンカーってなかなか見れないですw
我々の土木構造物って安全率に安全率を掛けています。
だからかなり安全w
実際この位の事ではビクともしない。
鉄筋挿入工って昔は生材だったんです。
生材というのはメッキ無しの状態です。
上記写真が生材の鉄筋です。
これが30年位前は一般的でした。
今やドブメッキが標準なのでメッキ仕様しかありません。
たまに仮設ロックボルトで生材がありますが、それでもセメントミルクに囲まれていれば50年は保つと思います。
じゃなければNEXCOの鉄筋挿入工はボロボロですよね。
実際NEXCO総研のデータで鉄筋挿入工のキモは頭部処理で、
頭部処理に問題が有れば錆びていると言う結果があるのですが、
その後、鉄筋がドブメッキになりました。
しかし設計で昔から見られていた腐食代(フショクシロ:腐食しても構造上問題無い径)と言う設定がいまだにあります。
それが1㎜です。
鉄道は2㎜。
ドブメッキはもうほぼ永久的に錆びないと言っても過言では無い様に思いますw
沿岸部で25年以上保つんですよ?
山の中で、グラウトに囲まれていればほぼ錆びないですよね。
腐食代も仮設じゃない限り必要?
って思いながら、安全に安全を掛けて掛けて今の設計は成り立っているのになんだか疑問を感じます。
今の土木はやりすぎ勘がある様な。
と言ってもそれで実績があるので今後の流れもそうなるのでしょうが、腐食代は消えていくのでは?
って思います。(そのうち)
いらない物は消えて、もっとシンプルに成れば良いと思っています。
例えば、この土質で自立するならこの鉄筋の長さで、この鉄筋径でとか。
過去の統計データを紐解けばグラフで見て決めれる。
難しい計算(そんなに難しくないけど)は見えなくてもよいのでは?
設計も施工もシンプルが一番ですよね。
鉄筋挿入工はどんどんシンプルにはなっている気はしますけど^^
それではまた。