皆さんこんにちは。
エンタです。
目がヤバイ状態になって来ました。
これ買うと、どこにでも行けますが、車の運転はちょっとコワイですね。
ただ、事務所でこの状態もコワイですけど。私の場合机の横に12畳用空気清浄機でガンガンで吸ってもらいます!
そして若干薬のお陰かボーッとしますねw
皆様もお気を付け下さい。
閑話休題
逆巻施工について(その2)
前回の続きですが、
通常通り切ってしまうと崩壊してしまう恐れのある山は逆巻施工となる訳です。
崩れないように切れば良いんですけどね。
と言っても例えば土木の常識安全勾配45度に切った場合、使える土地の面積が減る訳です。
土工の計画は本筋なのでまず変わる事はあり得ません。
我々のり面工、俗に言う付帯工事が頑張るんです!w
って事で、崩れないように施工していきます。
前回と色が違いますけど気にしないで!
とりあえず、こんな感じで1段を切ります。
この1段は設計の仕様にもよりますが、だいたい1m~2.0m程度です。
設計の土質がもっと良い状態であれば、もう少し切れるのですがやはり危険が伴います。
この状態でまずはモルタル吹付を行うか、法枠工か。
はたまた鉄筋挿入工か、グラウンドアンカー工か。
今回の絵はモルタル吹付+鉄筋挿入工です。
うまく法長を調整(土工屋と打合せで)しながら切り取りを行うと2段分打設出来る場合もあります。
元請けものり面屋も極力回数を減らしたいんです!
なぜなら乗込・撤去とお金がかかります。また、1回の数量が少なければロスも多く材料費が上がります。
ましてや、仕事の調整が難しくなるので工期が長めになるという事になります。
2回目の切取りが終わりました。1段目は補強してあるので落ちては来ません。(ゼッタイではありません。)
この時にあまり切りすぎると上部共に滑落、崩壊してしまう恐れがあるので常にのり面の変状の確認は必要です。
ただし、梅雨のような降雨量が多い場合は注意が必要です。
1段目は補強後なので大丈夫でも、2段目の施工前だと土圧を受けやすくすぐに飽和してしまう可能性は高いです。
2回目の施工が終わった段階でこんな雰囲気になります。
鉄筋挿入工は2段打てる場合と1段しか打てない場合があるのでその辺も打合せが必要です。
うちの場合、切取り後にモルタル吹付を行って(小さいのり面の場合アンカー班で吹付けします。)、
クローラーでシングル削孔をします。クローラー削孔の場合通常のエアー削孔機と違いパワーが違います。
ちょっとした事でもエアー削孔の場合噛まれて大変になりますが、クローラーの場合はイケイケですw
最悪の場合2重管でw
ただし、削孔長が長い鉄筋挿入工の場合はケーシングをつなぐ事が手間になります。(高さがあると大変)
そして、クローラー式ロータリーパーカッション(12t)が入る現場が大前提なので時と場合に寄るんですけど。
施工方法は様々ですが、この逆巻施工はすでに常識的に行われています。
役所の設計ももう少しお金の事を考えて欲しいですね。
逆巻施工だと元請けが儲からないんですよ。最終的に直工+経費でも足が出る場合があります。
標準歩掛かりから見直して欲しいですねー
役所が最初から市場単価での見積もダメですよ?w協会見積でもあれなのにw
それではまた。