現場監督は不正工事を見つけるプロでもある(その1)

皆さんこんにちは。

エンタです。

今回から法面工に付いての不正工事を書いていきたいと思います。

過去にあった事例や不正の見つけ方、確認方法、そう言う業者の傾向です。

まず、今回はなぜ不正工事を行うのか?

って事を考えてみます。

 

上記図を見て下さい。

不正トライアングルと言います。

 

我々法面屋(建設業)に当てはめて簡単に解説すると

動機:請負金額、賃金

機会:その時の立場や状況、仕事内容

正当性:専門性、施工条件による理由

このような感じです。

お金が少ないから、少しでも儲ける為に手っ取り早く不可視の部分で判らない様に不正をするわけです。

そして、この不正は常用化しやすいので、一度でもその様な行為をしている業者であれば常に行っている可能性は非常に高いです。

なぜならうちだけは大丈夫という「正常性バイアス」に侵されていますから。

悪い事をやっている人が何度も再犯するのもコレです。

なので会社自体がそう言った会社や代表者がアッチだと不正の可能性も十分にありえるという事です。

基本的にはそう言う会社は使用しない!そう言う下請を使わない事が大前提ですが、最近のフロント企業って素人には分かりませんから。

 

そんな意味で行くととにかく安い、どこよりも安く施工する業者も使用しない方が無難言えます。

下手に下請で使用し不正で摘発されたらトンデモナイ事です!

なんとも恐ろしい!(下手すりゃ脅される可能性もあるのか?)

 

逆に高くても不正を行う業者はそこの一部の社員レベルで行われている可能性があります。

そこの原因はこれもまたお金でしょう。

支払賃金が少ないとかが一番考えやすい理由です。

だいたいそう言う人は自分自身の利益の為にしか仕事をしていませんから、不正工事もへっちゃらです。

見つかれば辞めりゃいいという安易な考えしかないので責任も無く仕事を如何に不正で楽にするか?って思考です。

 

しかし、それらを全て排除することは不可能です。

だからこそ施工管理者はその辺にも目を光らせておく必要があります。

そして、どの工種が不正しやすいかを見極める事も大事です。

どこが一番手を抜きやすいかを知っておくことが大事です。

 

特に若い現場監督は知っておいて欲しいです。

そうする事で不正も無くしっかり施工できますし、極一部の業者に不正をさせないことで少しでもそう言った部分(不正の習慣)を改善出来ればと思います。

 

次回は工種による不正の種類でも書いてみます!

 

それではまた。

  • B!

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