皆さんこんにちは。
エンタです。
今年になってある現場の設計照査と確認に行ったんです。
それは通常の受圧板を使用せずに、コンクリート受圧板を使用するとのことでした。
それ自体は問題無いんです。
地耐力が無いためデカイ受圧板が必要という事が理由でした。
しかし、法面上にその受圧板を設置すると約12tくらいになるんですw
法面上に12tです。5分の法面に12t!
それを法面に打設してその後にアンカー削孔、緊張という手順でした。
たまにこう言った施工の事を一切考えていない設計屋がいるんです。
この受圧板を設置すると設計角度の問題で、下部が30㎝位で上部が60㎝位あるんです。
こんなイメージです。
これ設置した場合どうなると思いますか?
こうなりますよね?
普通に考えてこうなりますよねwww
もしくは下にズレていくんです。
だいたいのこう言った設計のズレ止め鉄筋はD16×1000程度を4本とか5本だけなんですよねw
10t以上の受圧板を摩擦があったとしてもD16数本で止まるわけ無い!
補強鉄筋をドカドカ打ってもヤバイと思いますw
新米の設計屋だったのか、初めての法面設計だったのか?
自然法面にこの設計はなかなかです。
しかも、ポンプ打ちとな!ww
たしかに、経済比較するとコンクリート受圧板になるのはよく分かるんですが、
コレって施工の事は一切無視した設計です。
まぁ設計って○○工法でやる!を決めてそれに付いて後付けしていく感じなのでしょうがない部分も分かります。
デキナイ事は無いかも知れないけれどここから設計変更するのも大変ですし、
設計コンサルの考える施工計画とは一切違う施工になる事は間違い有りません。
こう言った事を考えるとある程度は設計コンサルも我々施工屋に聞いてくれる方が非常に助かります。
やはり守秘義務やイロイロあるので簡単に聞けませんよね?
その為聞く場合は出来るだけ遠い他県の施工業者に聞くとか?
そう言ったコミニティーがあれば今後こう言った事って減って行くと思うんですよね~
匿名で設計コンサルが聞くサイトとか無いんですかね?
最悪は私に匿名で結構なので聞いて下さい。
今でも結構有りますけど、しっかり答えているつもりです。(工事名隠して、図面はください)
施工屋は意外とあっちゃこっちゃ聞けるところあるんですよねwww
今後もっと人手不足が加速していくと建設DXどころか、
その仕事自体がままならない状況になってくる可能性は高いです。
少しでも効率良い設計と施工でお互いに手戻り無い方がイイですよね!
昔はまだなんだかんだと上手く言っていたんですけど、最近特に変な事多い気がします。
それではまた。