皆さんこんにちは。
エンタです。
鉄筋の重ねってどのくらいを標準として取っていますか?
って聞かれると、35Dですよね?って言うと思います。
じゃぁその35Dってどこに書かれているんですか?
って言われると答えられますか?
知っている方は当然知っていると思いますが、
「全国特定法面保護協会」の書籍に載っています。
って答えが出ると思います。
NEXCOなら?国交省なら?って聞かれた時にどこに載ってます!って断言できますか?
その昔、国交省は黄色本に40Dと書かれていたり、
特記仕様に45Dとか書かれている地域がありました。
45Dはどこの地域ですか?とか
今時は基本が市場単価になってしまっているのでロス率とか関係ないので知る必要すらありませんけど、
昔は仕様書にすべてこう言った細かい規格なども載っていました。
なぜって思ったことは結構本に載っていたんです。
しかし今はそう言った事さえも省略化されており、本質を知らない方が増えているように思います。
○○現場ではこうやってたから、この様にやってます。
と言う、ぺらっとした答えしか無く、
今まで蓄積していた本当の意味での経験工学の土木が失われつつあるように思います。
技術者としてはそりゃ楽な方がいいと思うんですよ。
ただでさえアナログとデジタルの過渡期でいろんな意味で煩雑な時代だからこそ、
土木は簡素化していく事もありかと思いますが、本質を知らずして経験工学と呼べるのか?
って最近思うことが多々あり、今後どうなっていくんだろ?
土木のイメージアップだけを図り人が流入したとしても、
薄っぺらい形骸化した土木が出来上がって行くことを懸念しています。
だからこそ、自社だけでも本当の技術、技を継承していければと思っています。
法面に関してだけですけど^^
皆さんの会社はどうですか?
技術者のレベルはどうでしょうか?
自身を含めてどうでしょう?
先日、ある大手ゼネコンの先輩としゃべっていてそんな話になりました。
なんだか考えさせられる日でした。
それではまた