皆さんこんにちは
エンタです。
先日から超寒波来てますが、皆さんどうですか?
マイナス15度の法面でほぼ直の法枠を長野では施工しています。
先日は午後からまた大雪で現場は止まりました。
この時期の雪はホント大変です。
全体にシートを掛けて養生し雪が枠内に入らないようにしなければ法枠の品質にかなり影響します。
全ての雪を撤去できませんからね~
雪が入ったフレームの上から吹付すると雪の部分は溶けて水になります。
と言う事はそこには空洞が出来るということです。
しかも、部分的にも水セメント比が上がるのでモルタル自体の強度も落ちますし、鉄筋も錆びますよね。
その為シートを掛けて養生し、その日吹付する部分だけを開けて施工します。
九州地方などの暖かい地方では考えられない施工方法ですが、これが一般的です。
しかも、夜は法面の下部に練炭を焚いてシート内の温度を下げないような事を行います。
モルタル自体は表面強度がある程度確保出来れば凍る事はあまりありません。
吹付後5時間もあればある程度硬化しています。
一概に言えませんが、マイナスになる環境下での吹付の場合(そもそもその温度...)の凍害対策で大事なことは
お湯と砂の温度、と吹付後の温度です。
午後15時頃には吹付をやめて、シートを16時にまでにかける。
15時から5時間程度の20時ころまでシート内で練炭焚いてシート内周囲の温度が
マイナスにならなければほぼ凍りません。(ほぼですw)
吹付後5時間くらいが目安だと私は経験的に考えています。
九州地方ではある一部を除いてほぼ凍る事は無いって事ですね。
長野のうちらですらこの方法でほぼ凍りませんから。
そこに防凍剤入れると凍る可能性は高くなります。
普通に考えて見て下さい。
セメントが固まろうとする所(水とセメントの水和反応)に不純物入ったら熱が下がります。
結果効果が遅くなるって事です。
防凍剤はよし悪しなので十分気を付けて施工してください。
そして、出来れば防凍剤を使用した供試体と入れていない供試体を作成し、圧縮強度試験を行ってください。
おそらく変わらないか、防凍剤の方が低い値が出るはずですw
変わらなければ入れる必要すらないですよね?
防凍剤入れないと凍るという恐怖をあおる先入観からそういった事をやらない方も多いと思いますが、一度試してみてください。
私は経験済みなので入れないで施工します。というか、防凍剤のうさん臭さに!!w
まだまだ寒い時期が続きますが、とにかく安全に行きましょう!
特に雪が降る地域での施工は危険が伴います。
ロープが凍ってロリップ滑ったります。
十分に気を付けて施工していきましょう!
それではまた