皆さんこんにちは。
エンタです。
モルタル吹付・コンクリート吹付の施工箇所
一般的な考えですが、モルタル等の吹付け箇所は実は1つだけなんです。
えええ!んなこたぁ無いだろ?!フンガーって思われるでしょうが、1つなんです。
と言っても、昔は1つで今は多様な場所に施工されています。
その1つという場所は
風化しやすい岩盤などです。
条件として、
1,草が生えない。
2,勾配がキツイ
3,岩盤
4,節理が多い(せつり)節理とは
5,浸食が激しい
などでしょう。
こうやって条件を挙げるとじゃぁイッパイあるじゃんって思いますが、
これは殆ど岩塊の山ですw
モルタル吹付・コンクリート吹付の役割はそれ以上風化させないと言う事ですので、
基本は1つです。
が、最近では草刈りの人員が割けないので防草対策として使用されたり、
河川護岸の浸食、流出対策。土砂部雨水での崩壊対策などに使用されてきています。
ある意味、簡単に表面処理を出来る工法として使われていますが、反面デミリットもあります。
モルタル吹付・コンクリート吹付のデミリットは中が見えないと言う事です。
岩盤であれば基本岩着施工(がんちゃく)なので岩盤とモルタルとの間に隙間は出来ません。
隙間が無いので風化を抑える事ができます。
しかし、岩着出来ない部分は雨水が浸入し風化が少しずつ進みます。
これは防ぎようがありません。
モルタル吹付・コンクリート吹付の風化はだいたいが空洞化です。
時間と共に内部で風化していき、水抜きパイプから少しずつ出てきます。(排土-はいど)
最近では空洞充填注入とかの工法もあります。(憶測での注入ですけどw)
空洞充填を行って延命処置的な感じで最終的には取り壊して再施工がよいのでしょう。
なんでもかんでもモルタル吹付って言う事はナンセンスですね。
ちなみにモルタル吹付は仮設、コンクリート吹付は本設と言う分類になります。
それではまた。