皆さんこんにちは。
エンタです。
もう何回も書きますが、携帯ぶっ飛んで電話帳もぶっ飛びましたw
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アフリカの象の話しでもしましょう^^
閑話休題
先日書いた記事でゼネコン離れのことを書きました。
大手ゼネコン離れはこんな所から来ているのかも知れない、30のこと!
コレはコレで、事実を書いているので諸先輩・後輩からお電話頂き批評を頂きましたw
そして、今度は逆の事も書く必要があるなと思い、今回は書いてみようと思います。
なぜ我々がゼネコンの工事を嫌がるのか?
ゼネコンの現場に入ると「なんでこんなに厳しいんだ…」と感じることが多いと思います。
しかし、その背景には 一般工事(ゼネコン以外の工事会社)が緩いからこそ生まれるギャップ があります。
ゼネコンが嫌いなのではなく、普段の環境との差が大きすぎるのです。
ここでは、その理由を整理します。
1,安全管理に関して未熟だから!
2,工程管理に関して知らなすぎるから
3,施工管理に対して甘いから
4,原価管理に関して厳格ではないから
この4点に絞られると思います。
コレを細かく書いてみます。
1.安全管理に関して未熟だから!
一般工事では、安全帯やヘルメットの着用が曖昧だったり(民間は特に)、
KY(危険予知活動)も形式的で終わってしまうことが多い。
一方ゼネコンは「事故ゼロ」を徹底して求められるため、細かい指導が入ります。
普段から安全管理を緩くやっている会社にとっては、その差が大きなストレスになるなります。
と言っても、我々法面屋は公共メインなのである程度まではしっかりやっているのも事実。
ですが、ゼネコンではそれ以上に求められます。
「100%事故ゼロを目指」しているゼネコンと、「事故は無い方がいいよねー」って考えている部分では雲泥の差はありますね。
2.工程管理に関して知らなすぎるから
一般工事では「とりあえずの段取り」で進んでしまう現場も珍しくありません。
ゼネコンでは工程表どおりに作業を進めることが絶対条件。(と言っても土工遅れはかなりあるけど・・・)
天候やトラブルがあれば調整も必要ですが、その報告と対策が必須です。
工程管理に慣れていないと「こんなにうるさく言われるのか…」と感じてしまうわけです。
最終的に厳しいシワ寄せが来るのですがコレも工程管理の一環ですよね。。。
3.施工管理に対して甘いから
一般工事では「とりあえず出来ていればOK」という雰囲気が残っていることもあります。
しかしゼネコンでは品質・出来形管理が徹底され、寸法・出来形・写真管理・検査対応などが細かく求められます。
普段の現場でそこまで詰めていない施工業者からすると、「ゼネコンは細かすぎる」と不満になるのはわかりますよね。
4.原価管理に関して厳格ではないから
一般工事では、材料のロスや人件費の超過をあまりシビアに考えない場合があります。
しかしゼネコンは1円単位で積算・管理しており、現場でもムダを徹底的に嫌います。
特に原価管理は購買部ががっちり管理しており、ほとんどの大手は毎月決算を行っています。(月次決算)
毎月現状の原価をだし、見通しを立てます!そして、それに対しどこをどの様に調整、対応するのか?を毎月やっています。
緩い管理しかしていない会社、やったことがない職人の施工会社にとっては、その厳しさが「やりにくい」「窮屈」と感じる原因になります。
未熟なんです!
甘い環境にいたら、厳しい環境に入るとイヤになる、仕事やってられないと思うのは未熟な証拠なんです。
他者は平然とやっているのに、自分が出来ない。
未熟だからです。(上記の意味で)
施工に関しては皆さんプロなので問題無いのですが、どちらかと言えば管理される側として未熟と言う事です。
普段の一般工事が緩すぎるからこそ違和感が強くなるのは当然。
実はゼネコンの厳しさは会社を社会的に守る事や受注者として「最高峰の基準」だとは思います。
だからこそ、我々末端業者はやり過ぎ感も感じますよねw
つまり、我々がゼネコンを嫌がるのは「ゼネコンが厳しいから」ではなく、自分たちの基準が低すぎるから。
この認識を部分的でも持つことが今後の法面業界に必要なのでは?とも思います。
私は施工管理者として大手ゼネコンの現場を過去に幾度となく経験しました。
非常に大変です。が得るものもかなり多くあります。
だからこそ、施工管理者こそ大手ゼネコンの仕事をするべき。と思っています。
施工業者も数回は知っておく方がイイでしょう。
職人仕事は当たり前として大手ゼネコンの仕事を知っておくことも必ず今後に繋がります。
成長はこう言った厳しさの中になると思います。
それではまた。
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