いろいろな削孔方法(その3)

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日から始めているミキサーのオーバーホールですが、順調に1台目の錆取りが終わりましたw

これから、一度綺麗に汚れを落としてサビ止めのを塗ります。

エアーガンで塗るのですが、コレがまた大変なんですよね~

難しい!


閑話休題

ダブル削孔(2重管削孔)

- アウターケーシング -

ロータリーパーカッションにおける削孔方法です。(スキッド型もクローラー型も同じ)

コレがアウターケーシングになります。

アウターというだけあって、削孔時の外側のケーシングになります。

サイズはφ90→115→135→165 と言う風に大きくなっていきます。

これが、役所で言う公称削孔径です。

が!φ90は管の公称径で実際の菅の胴回りは96ミリなんです。

そしてビットの外周はまだ大きいのです!

えっ?と思う方もいると思いますが、例えばφ90の削孔径のビットの外径は105mm程度あります。

メーカーによって若干数ミリ違います。

削孔径φ115の場合125mm程度有ります。

要は、φ90の管の入る穴を削孔するのにビットが90mmでは入らないのでちょっと大きいよって事です。

設計目線から言えば安全側に働いていると言う事です。(周面摩擦が大きくなる)

※↓のビットはだいぶ削れてますw

この中に、インナーケーシングを突っ込むと↓の様になります。

これで2重管削孔の出来上がりです。

ハンマー

ロータリーパーカッションのハンマーは機械の本体に搭載されていますので、バックハンマーになります。

ダウンザホールハンマは先端ハンマーでしたが、エアーハンマーとパーカッションはバックハンマーになるわけです。

赤い部分にハンマーが内蔵されています。

ハンマーの強さとしてはダウンザホールハンマーよりもバックハンマーは劣ります。

 

2重管の構造

赤丸から削孔用の水及び削孔用のエアーを出します。

緑丸の隙間から削孔した時のスライム(削孔土砂等)が上に向かって上がっていきます。

スライムはスイベルという部分から外部に排出される仕組みになっています。

上からの断面図ですね。

ちょっといい加減ですが、勘弁してくださいw

コレが2重管削孔(ダブル削孔)です。

ザックリ雰囲気を分かって頂ければと思います。

これ以外にも削孔方法はいっぱい有ります。

グランドアンカー工・鉄筋挿入工(ロックボルト)ではこの辺が代表的だと思います。

その他工法についてはイロイロと利権が絡む事がありますので公では言えません。ご了承くださいw

また、コレはマジであり得ない!!ってやり方で削孔スピードが上がる方法もあります。

穴掘りは見えない分、技術が必要な分野ですので非常に難しいです。

いろんな事やって、技術を発展させて行きたいところです!

いろいろな削孔方法(その1)

いろいろな削孔方法(その2)

それではまた

  • B!

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