現場の段取りミス、起きた日にやること|初心者向け 報告と工程リカバリの順番

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日技術士会の講義を聴きに行きました。

やはりサッパリ分からず懇親会だは楽しめましたwww

閑話休題

今回は、現場で段取りミスが出た日に何をどの順番でやるか、という話です。

材料が足りない、機材が合わない、搬入の日にちがズレていた。

どれだけ気を付けていても、こういう事はどこの現場でも起きます。

うちもよく失敗しますからねw

問題は、起きた後の動き方で、その日の損が半日で済むか、1週間に広がるかが変わるという事です。

若手の監督さんや、職長になったばかりの方に向けて、私が実際にやっている順番を書いていきます。


段取りミスが起きた直後の初動と安全確認

昔、グラウンドアンカーの緊張の日に、作業が止まった事があります。

アンカー1本あたりPC鋼より線は6本。

ところが現場に届いたジャッキのヘッドは、穴が4つしかない仕様でした。

2本入らないので、その日は1本も緊張できませんw(ムカツク瞬間ですw)

こういう時、最初にやるのは「止める」事です。(実際やれない)

なんとか今日中に終わらせようとして、ダッシュで取りに行ってとか無理をするのが一番危ないです。

労働安全衛生総合研究所のヒューマンエラーの原因を12種類に分けていて、その中に「近道・省略行動本能」や「パニック」が入っています。

段取りミスの直後は、まさにこの2つが出やすい状態です。

ヒューマンエラーの12分類

なので、まず作業を止めて、職人さん全員に「今日はこの作業はやらない」とはっきり伝えます。

そのうえで、何が足りないのか、何が合わないのかを自分の目で確認します。

写真も1枚撮っておくと、後の確認がすごく楽になりますね。

組立受圧板 緊張工


元請への報告は早く、事実と見通しをセットで

現場を止めたら、すぐ元請の監督さんに連絡します。

ここで一番やってはいけないのは、報告を夕方まで引っ張る事です。

元請さんはその日の進捗を見込んで、発注者への説明や翌日の段取りを組んでいます。

昼過ぎに知らされるのと、朝一に知らされるのとでは、打てる手の数がまるで違います。

電話で伝えるのは、この順番です。

  • 何が起きたか(ジャッキのヘッドの穴数が合わず、緊張できない)
  • 今日はどうするか(緊張は中止、別の作業に切り替える)
  • いつ再開できるか(メーカーに確認中、何時までに回答をもらう)

原因や言い訳は、聞かれたら答えれば十分です。

公共工事標準請負契約約款には、受注者は契約の履行について発注者に報告しなければならない、とありますからね。

下請の立場で使われる建設工事標準下請契約約款でも、工期の延長を求められるのは、天候の不良など下請負人の責めに帰することができない理由がある場合とされています。

自社の段取りミスはこれに当たらない。

つまり、遅れは自社で取り返すのが前提という事です。

だからこそ、早く正直に伝えて、元請さんに調整の時間を渡す事がだいじですね。


代わりの手配と工程リカバリの考え方

報告と同時に動くのが、代わりの手配です。

緊張の件では、すぐにメーカーへ連絡して、6本用のヘッドをとにかく早く送ってもらいました。

あとは「いつ届くか」を具体的な指示です。

「なるべく早く」のままだと、元請さんにも職人さんにも次の予定を伝えられません。

次に、その日の人と機械を遊ばせない方法を考えます。

この場合、ちょっと怒り気味に「明日の○○の西濃に営業所止め!」が一番速く取れますねw

緊張が出来ないなら、頭部処理の準備、支圧板まわりの補修、次の段の削孔の段取りなど、前倒しできる作業は意外とあります。

もう1つ忘れがちなのが、他の現場への影響です。

専門工事業者は、同じ職人さんと機材が何現場も回っています。

1日ズレると、次の現場の着工も1日ズレる可能性が出てきます。

なので、その日のうちに次の現場の元請さんにも一報を入れて、人員を入れ替えるのか、1日後ろにずらすのかを決めます。

焦って残業や休日作業で一気に取り返そうとするのは、個人的にはあまりおすすめしません。

疲れた状態での作業は、それこそ次のミスや事故の元になります。

休めるならしっかり休んで対策です!

段取りミスを元請監督へ電話で報告する職長


再発を防ぐ記録と前日チェック

その日の片付けが終わったら、何が起きたかを短く記録しておきます。

日報の隅に3行でもいいです。

残すのは、どの材料・機材が、何と合わなかったのか、そして誰がどの時点で確認していれば防げたのか、です。

責める為の記録ではありません。

同じ所で2回つまずかない為の記録です。

先ほどのヒューマンエラー12分類でも「連絡不足」が1つの原因として挙げられています。

私の緊張の件は、明らかにメーカーミスなんですけども、メーカー側も確認の怠りや連絡ミスやイロイロあったんだとは思います。

なので、出来る限りメールで送る際図面や仕様書も一緒に送ったりする必要も有るのかもしれないです。

5分で済む確認ですが大事な事ですね。

工程表を見ながらリカバリ計画を立てる現場事務所


段取りミスは、ゼロには出来ません。

でも、起きた日の動き方は、今日からでも変えられます。

止める、伝える、代わりを探す、他の現場まで見る、記録を残す。

この流れがしっかり頭に入っていると、トラブルの日でも意外と落ち着いていられます。

若手の皆さんも、最初はバタバタして大丈夫です。

でも一番大事なことは、開き直って次をどうするか?

よく、ミスったらいつまでもクドクド言う馬鹿な年配上司っていると思うんです。

いつまでもいつまでもw

だったら速く方針決めてやれよってwww

ミスは事故じゃなきゃOK!

そりゃ調整や謝罪はあるでしょうが、しょうがない!と開き直って行きましょう。

私の知っている鹿児島の年配監督で、得意技は「土下座」って言う猛者もいますwww

その位厚かましく現場こなして行きましょう。

 

それではまた。

確認不足と思い込みが重なった時、現場で一番大きなミスが起きる!

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