皆さんこんにちは。
エンタです。
先日歯医者に行って歯が腫れて顔が変形しました・・・
一部虫歯を取り除いて詰め物したら、膿んでたみたいで・・・
歯は大事ですよ!
閑話休題
経済学に「限界効用逓減の法則」(げんかいこうようていげん)という考え方があります。
ざっくり言うと、同じモノを追加で1個消費するごとに、そこから得られる満足感(効用)はだんだん小さくなっていく、という法則です。
ビールの1杯目は最高に美味いけど、5杯目はもうそんなに感動しないwあれです。
新しいiPhone17を買って、次年度にiPhone18を買ってもフーンこんなもんか的なね。
これ、現場の残業にもそのまま当てはまるんじゃないかと思っていまして、ちょっと調べて見たんですよ。
残業の1時間目と5時間目は価値が違う
朝から働いて、定時が終わって、そこからさらに1時間。
この最初の残業1時間は、段取りも頭も体もまだ動いているので、それなりにアウトプットが出ます。
ところが2時間目、3時間目と積み上がるほど、同じ1時間から出てくる仕事量はどんどん減っていきます。
疲労が溜まる、集中力が落ちる、ミスが増えて手戻りが発生する。
結果として「延長した時間ぶん、そのまま仕事が進んだか」というと、そうはならないんですよ。
これはまさに限界効用逓減(げんかいこうようていげん)で、追加の1時間(限界の1単位)から得られる価値(生産性)が、時間を重ねるごとに小さくなっていく現象です。

実際、研究でも「週50時間」あたりが境目とされている
私の感覚だけの話だと説得力がないので、ここは労働経済学の資料にイロイロ書いてありました。(全てネット調べ)
労働政策研究・研修機構(JILPT)が2017年に公表した資料では、
海外の工場データを使った検証として、週当たりの労働時間が50時間を超えると限界生産性が大きく低下する、という報告が紹介されています。
また別の研究では、時間外労働が10パーセント増えると、限界生産性は2〜4パーセント低下するとも報告されているようです。
つまり「残業を増やせば増やすほど、その分だけ仕事が進む」というのは、少なくともある一定の時間を超えたところからは成立しなくなる、という事です。
8時間で100の仕事が出来る人が、12時間働いたからといって150の仕事になるわけではないと言う事。
むしろ疲労とミスの分だけ、トータルではマイナスになっている事すらあるという事ですね。
私の場合だと疲れから無駄にスマホいじったり、webで他の事やったりと注意散漫に・・・

建設業も2024年から「時間外は青天井」ではなくなった
建設業は2024年4月から時間外労働の上限規制の対象になりました。
いわゆる建設業の2024年問題です。
厚生労働省の解説で原則として時間外労働は月45時間・年360時間まで、特別条項付きの36協定を結んだとしても年720時間以内という上限が設けられています。
工期の遅れや天候による段取り変更が日常的に起きる業種だからこそ、これまでは残業でカバーする事が半ば前提になっていましたが、その前提そのものが法律上崩れたという事です。

だから「人を増やす」「段取りを詰める」しかない
限界効用逓減(げんかいこうようていげん)の法則が教えてくれるのは、「同じリソースを積み増し続けても、いずれ頭打ちになる」という単純な事実です。
残業という一つのリソースが頭打ちなら、別のリソースに切り替えるしかありません。
応援を1人入れる、朝の段取り会議を5分だけ増やす、資材の搬入順序を前日に決めておく。
こっちの方が「追加1単位あたりの効き目」がまだ大きい段階にあるという事です。
まぁ人がいればの話しですけどね。
時間を延ばす前に「その1時間は本当に価値があるのか」を一度立ち止まって考える癖は、
全体の責任者、職長、現場監督としても現場の人間としても持っておいた方がいいと思っています。
無駄にダラダラ残業するよりも、早く帰ってリフレッシュし明日に備える!って事も大事。
逆に切りよく終わらせるって言う仕事のやり方も日本人は好きなので否定はしませんが、程ほどに。
海外の場合、切り良い仕事は一切せずに、時間になったら全てを放り投げそのまま帰る国は多いですねw
それではまた。



