皆さんこんにちは。
エンタです。
最近非常に要望の多いモルダム工法です。
どの様な石積が崩れるのか?
と言うお問い合わせを頂くのですが、だいたい崩れますw
世の中にいろいろな種類の石積があって、裏込めにしっかりコンクリートが入っていない場合や
すでにクラックが入っている石積などは崩壊が始まっているため、大雨などで崩壊します。
石積の目が詰まっていたとしても、そもそも土を抑える効果って非常に薄いんです。
昔のように上に載っている住宅が軽ければまだいいと思うんです。
しかし、最近の住宅は非常に重いので石積などにチカラが逃げます。
特に、大雨時に飽和状態になっている土砂があると一気に崩れていくわけです。
モルダム工法はあくまでも表面工なので崩れようとする個の石を連続性を持たせることで
全体で抑えようとする工法です。
しかし、水を含んだ大きな土圧には完全に耐えることはできないのも事実です。
その為には原因である水を抜く必要があります。(水が原因の崩壊の場合)
モルダム工法を最大限に効果的にするには水抜きボーリングが効果的ですね。
最近特に思うのですが、家を造る際になぜドレーンを入れないのか?って思うんです。
杭を打ったりはよくしますよね?
それもいいと思います。
しかし、どうせなら家の下に排水ドレーン(暗渠排水)入れればいいのにって思うんです。
簡単な絵ですが、こんなイメージです。
穴の開いた水色が暗渠排水です。
家を建てる際に、この様にすれば石積(石垣)に向かって土圧が最小限に抑えられます。
特に大雨時には水と土が石積を押します!
土圧がかかる原因は水です。
それを排除するだけで地盤もかなり安定します。
しかも液状化にも有効です。
暗渠排水を数か所入れるだけでかなり効果高いので家を建てる際の地盤に入れてみるといいと思います。
特に高台に家を建てる方は。
ちなみに最近は盛土などに排水ボーリングを打つことも増えてきているので、
いかに水を抜くことが大事か!?ってことが見直されている様に思います。
ちなみに、建設系youtuberの石男君がモルダム工法を解説しておりましたw
ぜひ見てください^^
それではまた。