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モルタルにクラックはなぜ入る?(その2)

更新日:

皆さんこんにちは。

エンタです。

今日は機械が帰って来るので倉庫の整理と片付けです。

普段からやっておけばこんな事にならないのですが・・・

今後は置き場所をしっかり決めて行こうと思います。

整理整頓


閑話休題

モルタルにクラックはなぜ入る?(その1)

前回までは、

1,気温が非常に暑い時間帯に吹付

2,岩部と土砂部の岩線がしっかり出ていた。

3,オーバーハング(岩壁の傾斜が頭上にヒサシ状に覆い被さっている部分。)

4,吹付ロスがかんだ

5,プラスチック製のスペーサー

6,吹付中に山が滑ってきた。

7,夜中気温が0度近くなる(または氷点下)。

8,砂が悪い。

 

1・2・8番まで説明させて頂きました。

 

前回

最もクラックが入りやすいのが、1番と2番・5番・8番だと思われます。と説明しました。(人によっては考え方の相違あります。)

 

次に、5番に付いてです。

昔からラス金網を吹付厚の中央に持ってきなさいという事で、

スペーサーを使用し100mmの吹付厚であれば50mmの所にラス金網が設置出来るような

プラスチックスペーサーを使用していました。

そのスペーサー自体100mmで、設計厚さも100mmでスペーサーの頭をサラリと隠す程度で

設計吹付厚100mmの厚さを確保しているという事の証明でも有りました。

プラスチックスペーサー 使用断面

通常、鉄筋の場合、錆(腐食)防止の為にかぶりが設定されていますが、

このスペーサーはプラスチックスペーサーなので錆びません。
(昔はたしか、錆びず厚さも管理できる様なうたい文句が・・・有ったような気が・・・)

 

もっと昔、スペーサーという存在は塩ビパイプVP50を90mm(吹付厚100mmの場合)で

切ってそれを主アンカーピン(φ16×400)で固定していた記憶が有ります。

また地方によって変わるのですが、150mmの五寸釘を50mm打って100mm頭を出してそれが隠れたら100mm、

φ16×300mm(ストレートピン)を150mm打って、50mm残して吹付して最後の立会で50mm以下であれば合格とか有りました。
(懐かしい方もいらっしゃると思いますが(^∇^))

おそらく塩ビパイプの名残が今のプラスチックスペーサーなのでしょう。

結論は、硬度が違います。そしてそこで縁切りされています。

また、プラスチックの特色としまして熱膨張率が大きいと言う事が言えます。

と言う事は、夏場コンクリートは厚さで膨張しますが、プラスチックも膨張しているという事です。

同じ堅さか、それ以上であればどちらも問題有りませんが、堅さが違うためクラックの原因になっていると思われます。

特にこの様な吹付というような小断面のコンクリートでは顕著に表れる。

ただ、スペーサーを入れても入れなくてもクラックはゼッタイ入ります!w

また、プラスチックだからコンクリートの伸縮圧縮には関係無いと言う考え方もあります。

が、実際はそこで縁切りされているので無関係とは言いがたいですね。

過去のモノを否定するつもりもありませんし、現段階でもプラスチック製スペーサーは使用されています。

それ自体も特に否定するつもりはありません。

PCスペーサー設置状況

ただ、どうせ入れるならラス網と同等以上のスペーサーを入れる事で、

少しでもクラックを少なくする事が出来る可能性があります。

技術者で有る限り少しでも良い物を作り納品する。

少しでもクラックを少なくしたいって思いがあるのでこだわって行きたいですね。

 

それではまた。

PCスペーサーを使って見た。

PCスペーサーカタログ


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