緊張管理

グラウンドアンカー工 緊張管理を極める。(その2)

皆さんこんにちは。

エンタです。

お盆真っ盛りですが、私は3DCAD真っ盛りですw

仕事は尽きませんね~笑・・・

グラウンドアンカー工 緊張管理を極める。(その1)

先日の続きになりますが、グラウンドアンカー工の緊張管理。

 

アンカー工の目的

地滑り防止対策としてグラウンドアンカーを施工し、

アンカーの緊張力により地滑り抵抗力を増大させ法面の安定を図ることを目的とする。

(まぁ工事によっては何の対策かは変わりますが、大体この様な感じです。)

試験目的

試験 目的 主な確認項目
適性試験 ・アンカーの設計および施工が適切
であった否かを確認する。
施工数量の5%かつ3本以上
・荷重-変位量特性からテンドン自由長、摩擦損失量を推定し、設計アンカー力に対して安全であることを確認する。
確認試験 ・設計アンカー力に対して
安全であることを確認する。
適性試験以外の全てのアンカー
・設計アンカー力に対して安全であること、荷重-変位量特性が適性試験の結果と著しく相違しないことを確認する。

 

通常のグラウンドアンカー工における試験項目は上記の2種類になります。

基本試験を行う場合はまた別の話になります。

例えば100本アンカーがあったとします。

そのうちの5%か3本以上のどちらか多い方で適性試験を行い、それ以外の全てを確認試験を行います。

なので、最低でも3本以上の適性試験を行うと言う事です。

しかし、アンカー長が違う場合、アンカー体長が違う場合はその種類ごとで行う場合もあります。(監督による)

私は基本的に1現場で考えていますので最高でも5%です。

 

適性試験の嫌な所は時間を長く取っている点です。

実際は一時的なクリープが安定すれば時間を短く出来ますが、

未熟な施工管理者は当初の決められた時間通りに行う場合が多い。

計画書で最大試験荷重時に1時間保持の場合、1時間保持するんです。変位が無いにも関わらず。

変位(PC鋼線が伸びたり縮んだりしてダイアルゲージの数値が動く事)がなければ動いていない事を示します。

30分経って変位が無ければ1時間経っても変位は見られませんし、それ程その数㎜は重要ではありません。

一時的なクリープはその程度の時間では発生しない事が分かっています。
(1次クリープは1週間程度m2次は2ヶ月程度)

実際長く時間を取れば上限下限値に入りやすいのでアンカー協会はその辺を曖昧な表現になっています。

グラウンドアンカー施工士の判断で短く出来るとw

アンカー工緊張状況

そして、一番大事な部分は「設計アンカー力に対して安全である」

って事なんです。と言う事はグラウンドアンカーが抜けていない事が一番重要って事です。(当たり前ですねw)

適性試験は設計アンカー力よりも最大1.5倍程度荷重を掛ける場合があります。(地山の状況による。)

そのくらい載荷しても大丈夫って事は設計アンカー力程度では安心です。

試験結果が悪い場合でも抜けていなければ試験のやり方に問題があるだけで、アンカーは健全と言えます。

もしも、上限下限に入らない場合は試験方法が悪いという事になります。(範囲に入らない原因はほぼ試験方法です。)

仮に、立会で試験結果が悪くてもアンカー自体が抜けていなければ、自信を持って

「アンカー工の施工は適性でした。が試験を失敗しました。試験はやり直します。」

でOKなんです。

やり直した結果、OKでしたで問題無いです。(事後報告で十分)

大事な事は適性試験最大荷重を役所に立会ってもらう事です。(抜けていない証拠)

 

一番簡単に試験をやる方法もあるのでそれはまた次回に。

 

それではまた。


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