過去を振り返り今の自分と比較してみる。

皆さんこんにちは。

エンタです。

昔のデジタル写真を見ていました。

それは私がまだ大手にいた頃の写真です。

その写真は私の施工管理者としての人生を変えたと言っても過言ではない現場でした。

http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/policy/business/santi-saigai/chuuetsu/tyuetujisin.html

新潟県中越地震の現場です。

2004年(平成16年)10月23日17時56分の最大震度7の地震の現場です。

 

ココの現場は凄かった。

と言うのも、私はその時静岡県の修善寺と言うところで元請け現場やっていました。

現説(役所からの現場説明)も終わり、施工計画出して、施工業者も決まり、さぁ乗り込みます。

施工開始から1週間で現場代理人変更し、新潟へ・・・・w

支店指示では無く本社指示だったので私の意志は関係無くでしたねー

 

とにかくメチャクチャでなによりも材料が入らない!これが非常に大変で、数量がつかめないのでとりあえず多めにと言うか予定の2倍程度材料頼んだりしておりました。

それでも結局足らずに右往左往しました。

この現場で日本初のザブトン枠の元になるモノ?と言うか、その当時はザブトン枠を知らなかったので現場で勝手に作ってました。

(ざぶとん枠を調べたら特許がH14年に申請H16年に公開となっていました。)

私が勝手に作ったざぶとん枠の原型ですw

法枠で型を作って施工していました。

実はこのグラウンドアンカー(見えている部分)は全て再緊張したんです。

と言うのも、設計書通りある事をやっていた元請け(大手ゼネコン)。

で、それはダメだと止めた私。しかしそのまま決行した結果、予想通りの展開で底抜けw

慌てて押さえ盛土。

だから言ったのに・・・って感じだったのですが、それから怒濤の設計提案と設計変更の日々。

ある意味地獄モード開始でしたwww

最低限の設計を守りつつ、現場に合わせてかつ早い方法を提案して施工しました。

まさに、設計、施工、施工管理ぜーんぶしました。

不陸調整が出来なかったのでざぶとん枠風を作りました。

雪が来る前に何とか仕上げたかったので大変でした。

我ながら良いアイディアで乗り切った現場でした。

(後のざぶとん枠は私の考案でも何でもありません。勝手にその当時やっていただけです。)

ココは日中アンカーや吹付関係を施工し、夜は鉄筋挿入工を施工していました。

まぁ法枠とかもですけど、法面工事で無い工種は無いってくらいぜーんぶありましたw

お陰で自分自身のスキルをココで大幅に磨く事が出来る現場でした。

今思えば狂ってる現場でしたね。

それだけ皆必死で、早く道を通すって事だけに注力していたと思います。

 

過去の写真を見るとイロイロ思い出します。

良い事も悪い事も。しかし、それに対し正面から向き合う事で更に上に。

もっともっと上に技術も向上していけると思います。

過去の自分を比較してみて下さい。

今の方が遙か上に行っていますか?怠けてますか?

帰ったら昔の現場の写真見て下さい。皆さんの足跡がイッパイありますから。

敵は自分自身ですよ!!

 

それではまた。

  • B!

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