破損した屋根の養生方法(土嚢が重要)

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日のブルーシートの記事ですが、先日は覆う事しか書いていませんでしたが、もう1つ大事な事があります。

それは土嚢です。

日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50123410U9A920C1CC0000/

先日の写真もそうですが、ほぼ白い土嚢使用していますよね。

悪くはないのですが、

通常の土嚢はブルーシートよりも先に駄目になります。

 

我々がのり面(崖)を地滑り・崖崩れ養生を行った後にシートを撤去する事があります。(半年後や1年後)

その際にブルーシートよりも先に土嚢が完全に駄目になっています。

おおよそですが2ヶ月程度でボロボロになります。

と言う事は先日のブルーシート養生を行い屋根に土嚢を置いた場合、数ヶ月で土嚢がダメになって風の影響を受ける可能性があるという事です。

公共工事では基本的に工事で使用する土嚢は耐候性土嚢の使用が一般的になって来ました。

1つの基準として「災害復旧事業等における『耐候性大型土のう』設置ガイドライン」と言うモノがあります。

その中での品質基準として、「1年後に転置できる」って部分があります。

 

1年後に移動して設置出来ると言う事は1年形状を保つ事が出来る土嚢という事です。

基本的にこのガイドラインは大型土嚢(1t土嚢)の事をあわらしていますが、

最近では小さな土嚢も同様の機能を有した製品が多く販売されています。

大体が黒のUV対応の耐候性土嚢袋が多いのですが、半透明のUV土嚢袋や白もあります。

比較的通常の土嚢に比べると厚みもあり若干硬めです。

通常の土嚢と違って圧倒的な丈夫さがあります。

その為足場屋業界ではクランプなどを仕分けするための袋として使用しているところも多いくらいです。

 

屋根が崩壊しブルーシート養生を行った際には必ずこのUV対応の土嚢袋を使用して下さい。

せっかく業者に来てもらって土嚢を屋根に設置しても2ヶ月で破れたらまた来てもらう必要があります。

2度手間にならないように仮設養生は1回で完璧に行って下さい。

 

我々土木業界では当たり前の話しですが、一般の建築業界では知らない方も多くいます。

もしも、知らない業者の場合は土嚢袋指定で行えばかなり安心感は増す事でしょう。

 

実際はブルーシートの心配よりもこの土嚢袋の心配した方が良いと思われます。

1年しか保たないのか?って心配な方はこの耐候性の土嚢を2重にして使用すればもっと保てると思われます。

そして、購入される際は必ずUV使用や耐候性と書いてある製品を選択して下さい。

 

それではまた。

 

アマゾンだと下記の様な金額です。

家に10枚程度保管しておけばいざという時に使用出来ますし、倉庫に入れておけばかなりの期間長持ちします。

ブラック土のう 【200枚入】 耐候性UV土のう 48cm×62cm 災害用土嚢

萩原 UV土嚢袋入り30枚 48cm×62cm UVD30

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