皆さんこんにちは。
エンタです。
法面工事で手抜き工事って何がありますか?
私が思うに、それ程ない気がします。
いやいや有るだろ!!?
って他業界だと言われそうですが、法面業界の場合って不可視部分が少ないので。
で、どこで手を抜けるか?
を考えて見ようと思います。
手抜きしろと言う事ではなく、
手抜きを「しない、させない」為の知識。
ラス張り工
ここでを抜くなら、アンカーピンの打設本数
100m2当りの主アンカー(φ16×400)30本
補助アンカーピン(φ9×200)150本
仮にココで手を抜くなら、
硬い部分(岩盤部)の本数はへり、柔らかい所の打設本数が増えますよね。
ただしこの辺が考え方(解釈)の違いなのですが、
100m2当りの場合の本数指定がされています。
と言う事は、その本数を満たしていれば問題ないと言うことです。
それ以外の指定はありません。
硬い部分にはアンカーが少なくても、全体には施工本数ある。
って事であれば実際には問題ありません。
実際問題として硬い部分はアンカーピン少なくてもしっかり固定出来ます。
柔らかい部分は沢山打たないと固定出来ません。
って事を考えると問題はないんです。
材料入荷に関しても、最初っから監督は多めに注文します。
もしくは箱単位で注文するのでそれを打ち終わっていればだいたい網羅しているはずなので。
ただし、柔らかい部分が多いとそれだけピンを使用します。
ただ、日本人的観点から行くとバランスが良い方が見た目が良いとも言えます。
私は今は入っていれば良いんじゃ無いの?って思えるようになった方です。
昔はキッチリ均等に有った方が綺麗だし「アンカー打設本数確認」の際も写真の見た目を気にしてました。
あとは担当監督次第ですね。
それとスペーサーです。
スペーサーは実は、付けようが付けまいが関係無いんです。
スペーサーを設置しなさい!て言う明確な指示はありません。
施工業者が勝手に付けています。
それが当たり前になっただけなので。
スペーサーの意味として、吹付厚の管理のしやすさが一番かなと思います。
スペーサーが付いればスペーサーを全隠しすることで吹付厚さをしっかり確保出来ると言う観点ですね。
あとは、図面の真ん中にラス網が書いて有る事によって昔の人がそれが「正」とした事が発端ですねw
(ラス網は吹付の真ん中にあるべき論)
オススメのスペーサーは小岩金網のPCスペーサーですよw
こうやって見て行くと、ラス張り工ではなかなか手を抜けそうにありませんねw
ちょっと長くなるので続きは次回に
それではまた。