皆さんこんにちは。
エンタです。
今後の展開として、水抜きロックボルト工の将来性を考えて見ました。
コレについては、イロイロな方からご意見や考察を頂いております。
それをザッと書いてみたいと思います。
1,老朽化したモルタル吹付等の復旧
水抜きロックボルトを打設する事によって水圧による過剰間隙水圧が掛からなくなります。
そのため既設モルタル吹付工の上にモルタル吹付工を行わずとも、崩壊の危険性を減らすことが出来ます。
既設モルタル吹付工の剥離問題が有る場合は上からモルタル吹付工を行えば良いです。
既設モルタル吹付の裏の空隙注入は必要無いです。
そもそもそれ意味ある?って思っていますw
2,老朽化した法枠工への対策
こちらも上記と同様になりますが、水抜きロックボルトが山を崩壊させない構造になるため
枠内に水抜きロックボルトを打設すれば解決です。
3,盛土への対策
熱海の盛土事件の様にならない様にする為に、盛土表面を補強土し内部から水抜き。
水抜きロックボルトは地山補強部分は最大7m以下(実際はいくらでも伸ばせますけど補強土とグラウンドアンカー工との境)、
水抜き部分は50mでも100mで伸ばせます。
盛土のサイズによってはいくらでも対応可能というわけです。
4,集水井工の補強工事
以前、集水井工の井戸が歪んでしまうと言う現場が有りました。
土圧も凄くライナーが歪んでいくそうです。
それに使用する事も出来るのか?
集水井の周囲を補強することは可能になりますが、それが工事としてあるのか?
検討することがあるのかはわかりませんw
トンネル工事においてのNATOM的な考えになって来るのかな~って思います。
5,大雨降ったらヤバイかな?って法面
基本的に、災害予防工ってイメージの水抜きロックボルト工だと思っているので、崩壊していないけどヤバイ?
わからないけど取りあえずって山には最適な工法だと思います。
打っていれば確実に予防出来る!
工事閑散期(4月~7月)に役所が予防工事として発注してくれたら良いなーって希望的観測w
6,逆巻施工じゃなくても2次災害になりにくい
ある程度しっかりした山でも施工中に大雨が降って崩壊するって事は多々ありますよね。
その可能性がかなり低くなります。
皆さんもご存知の崩壊の原因は雨(水)!
施工中に大雨が降っても水抜きが作用し崩壊する事が出来ず、しかもロックボルトが地山を補強しています。
崩れることは出来ません!
と言う事は限り無く安全に、ロス無く施工出来ると言う事です。
今後もっと色々な可能性を秘めている工法だとは思っています。
各都道府県に2社~3社くらいが施工権を持って施工出来る様になれば普及するのでは?って勝手に思っています。
その説明会が2024年11月1日に行われます。
水抜きロックボルト工法研究会(仮)会員募集の説明会開催します!
締切が2024年10月18日です。
現在、建設コンサル、元請業者、土木系先生、ゼネコンなどの方総勢30社弱が参加予定です。
特に会員になって頂く土木施工会社様には先行者特典があますw(まぁ当然ですね)
予定的には今回50社弱が来てくれれば、展開早いと思っているので是非お願いします。
気になっている方やこのブログ見てピンと来た方は是非。
ブログを見ていない知り合いの社長とかにも教えて上げてください。
将来性がある工法!?って思われる方には是非この機会に参加してほしいです。
当日を楽しみにしております。
それではまた。