水中ポンプの壊れる原因

皆さんこんにちは。

エンタです。

水中ポンプ(以下スイポン)って結構動かなくなりますよね?

しっかり性能通り動いていますか?

 

スイポンって突然壊れると思いがちですが、意外とそうでも無いんです。

結構使い方に原因があるのでざっと壊れる原因や点検箇所を書いてみます。

 

1,キャプタイアの断線

まず一番壊れやすい部分はキャプタイアの断線です。

水タンクなどに入れる際に電源コード(キャプタイア)を引張ながら入れる方がいます。

コレはダメです。

キャプタイアは電気を流すラインなので慎重に扱って欲しい部分です。

しかもスイポンは100Vタイプでもまぁまぁの重さがあるので断線しやすくなります。

スイポンを挿入する際は必ずロープを手持ちの所に結んで使用して下さい。

 

2,インペラのゴミ

インペラ内部にゴミが溜まっている事が多々有ります。

水糸が絡まっていたときもありました。

インペラはスイポンの下部をバラさないと出てこないのでちょっと厄介ですが、

電気が来ているのに吸上げ量が少ないと思ったら確認してみて下さい。

 

3,インペラの破損、消耗

これも定番ですが、スイポンは泥水などをすったりもします。

そのせいでインペラがすり減って水量が減ったり、最悪は吸い上げてくれなくなります。

このインペラは200Vの高揚程タイプのものです。

カドが丸くなって薄くなっているんです。

そのせいで水量が少なかったため交換しました。

新品の取り忘れで比較できませんがwww

100Vタイプはゴム?プラスチック?のインペラなどもあります。

吸わなくなったらインペラの確認をオススメします。

 

4,オイルが入っていない

スイポンにもオイルが入っています。

シールが破れてオイルが漏れたりして水が入った場合などもショート動かなくなるのでそう言った部分の点検もしておければ良いですね。

 

5,空回しで焼ける

スイポンは運転中の熱は水で冷えるようになっています。

水タンク内に水がないのに空回しで熱が出だすと内部が焼けて壊れます。

スイポンは水の中が鉄則です!

 

6,番外(こうすると便利)

うちらみたいなアンカー屋・法面屋はカムロックを多用するのでスイポンの口もカムロックにしています。

実はスイポンの口はだいたいがアルミなのでアルミカムロックはすぐに溶接出来ます。

コレで一発でカムロックが取り付けられます。

アルミと鉄の溶接は結構厳しいので、出来る限り取付は同じ素材をオススメします。

 

スイポンは余り壊れないのですが壊れた場合結構急を要する場合が多いので点検が大事です。

もしも、動かない場合は今回指摘した部分を点検してもしもダメならオーバーホールですね。

 

昔、うちの社員でセメントミルクにツッコんで放置していたバ○もいましたw

仮に緊急でそうしたとしてもしっかり内部を洗えば良いものをそのまま固まらせてしまうって・・・

まぁオーバーホールして今も使っていますけどw

 

機械はしっかり点検をすればしっかり動いてくれます。

点検の大事さは動かなくなったときに気付きます。

毎日とは言いませんがせめて現場の始まる時、現場の中間くらい、

現場の終わり(次の現場のために)に点検できれば故障の前触れにも気付きやすいと思います。

 

それではまた。

  • B!

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