皆さんこんにちは。
エンタです。
と言うニュースが10日にありました。
うちもグループ全体で20名ほどの技能実習生と一緒に仕事しています。
そもそも日本の技術を伝えて、それを母国に帰ってって言う所から矛盾しています。
日本の文化と風土がベトナムに合うのか?
合わないよね?w
建設関係でもしかりで、やり方が全く違います。
使っている機械はほぼ同じですが材料や気候が、地質も違えば方法は必然的に変わりますよね。
海外の仕事風景を見てきた方には分かると思いますが、日本は独特なんです。(土工は似た様な感じ)
俗に言うガラパゴス状態です。
だから、私は技能実習生を採用した時に必ず言うことがあります。
「日本人は細かいし、変にうるさい。
そしてコダワリが強いから面倒な事を言います。
しかし、それがそのうち皆さん今後の仕事のいしずえになると思うので、
少しだけ耐えて頑張って見て下さい。」
と言っています。
当然ですが、しっかり仕事を教えて暴力とか恫喝とかは一切無いです!
そして彼らは頑張って仕事をしてくれるのですが、その仕事は本国にはありませんww
特にうちの法面屋の様な特殊工事はw
基本的に彼らはただの出稼ぎなんです。
自国の家族に良い暮らしをさせるための出稼ぎ。
お金を稼ぎに来ています。
だから、技能実習が(待遇悪く暴力などがある会社から)失踪しても日本のどこかで働いているのはその為です。
なんだかんだ言って、現状でベトナムの賃金は大卒で7万前後、高卒で5万前後です。(うちの通訳談)
そして、田舎に行くとお母さんが内職で月に1万~1.5万程度の収入です。
ここでうちだけの話しですが、諸々社会保障引かれて20万円程度もらえる技能実習生がいます。
彼らはジャパニーズドリームって言ってます。
そのお金で母国に不動産を買ったりし他の商売の足がかりにしています。
政府やその他の方々が思っている技能実習と、彼らが思う実習とは掛け離れているんです。
中にはパンの勉強するために技能実習生になったり、
縫製や料理などの技術を学ぶために技能実習を利用する人もいますが、
実際はかなり乖離しています。
今後、技能実習生の制度改革があるとは思いますが恐らく見た目や方向性、
建前上の文言変わったりする程度で彼らの本質は変わらないと思います。
イロイロ問題はありますが、とりあえずもっと良い制度になればと思っています。
結局は、実際に運用する我々が話し合う事もなく雲の上で話しで制度が決まっていくので、我々はそれを使うだけ。
それでも、それに乗っ取って運用してもシノゴノ言われるんでしょうけどね(外野にw)
良い制度になってくれる事を祈っていますw
それではまた。