皆さんこんにちは。
エンタです。
新コロナ不況のあおりを受けて解雇の方や会社倒産という事が相次いでいるらしいです。
そして失業者が7万人を超えているそうで、我々建設業に転職してもらえれば少しでも業界の活性化にも繋がります。
そして、失業された方々も仕事も見つかればお互いにWIN-WINですよね。
そこで、他業種からの転職で我々建設業のツボや疑問を箇条書きで書いて見たいと思います。
少しでも転職者の参考になればと思います。
建設業に対する疑問など
1,コミュ障な方
コミュニケーションが取れない、取りたくない人でも毎日のルーティンである程度まで仕事は出来ます。
ただし、監督にはなれません。あくまでも作業の手元や軽作業に限られる場合があります。
しかし、ある程度スキルが上がればオペなどをする事が出来ます。
ちなみに、オペは無口で偏屈な人が多いですw(年齢高いと面倒な人多めw)
2,体力が無い方
事務仕事がメインで外で仕事したことが無い!って方。
まずは1週間頑張ってみて下さい。
最初はどの仕事もキツイです。
3週間経てば慣れてきます。3ヶ月すれば体力は昔のように回復してきます。
もちろん土木の業種によってはムキムキになったり、逆に太ったりw
3,土木業界が初めてで何が何だか分からない方
土木業界は意外とすぐ目の前にあります。
皆さんが歩いてる道、眺めている高速道路、電柱の建込み、ガードレール、家の基礎、ビルの基礎、地滑り対策、災害対策。
1歩外に出て目に見えるのは土木業界の仕事です。
4,建設業と土木と建築と何が違うのか?
我々土木屋の認識として、土木は建物よりも下、建築は建物よりも上って認識です。
舗装、基礎、法面、土工、トンネル、ダム、発破などに分かれており、総称して土木業界などと呼びます。
内装、塗装、大工、左官、電工、外構、鉄骨などに分かれており、総称して建築業界と呼んでいると思います。
実際はもっと細かい専門分野で分かれており、ハッキリ分からない部分も多いのですが、それを総じて建設業と言います。
皆さんが接しているほとんどの全てが建設業から産まれたモノばかりと言うことです。
5,コワイ人とかいるんじゃないか?
ハッキリ言えば末端業者に行けば行くほどいます。
今もですが、そう言った悪い事をして刑務所に行った方々の受け皿になっている事も否めません。
そして、いまだ反社のフロント企業も結構います。(噂はイッパイ)
しかしながら、仮にそう言った所に入ってしまった場合警察に相談するか、労基署に相談すれば大体解決出来ると思います。
転職で就職するのであれば、出来るだけしっかりしたところに行って下さい。(この判断も難しいですが)
地元で有名とか、親戚がいるとかの情報しっかり集めて下さい。
6,ブラックなんじゃね?
昔はブラックでしたが、今はかなりホワイトです。
週休二日も一般的になって来ました。
給料は高めです。(ゼネコンは最近特に高いです)
最低ライン(仕事サッパリデキナイ)で最低1万円~
25日働けば25万-(社会保険等)=手取り20万前後
今はこれが最低ラインです。(愛知県)
残業代もしっかりでます。
ボーナスも出ます。
通勤時間が長めの場合があります。(片道1時間半前後)
7,監督は簡単になれないでしょ?
監督になるには最低5年ほど経験が必要かと思います。(ある程度のレベルに達するまで)
資格取得等も必要になりるため、施工に関する広い見聞や知識が必要です。
私の経験的には元請け監督経験があると無いでは監督の書類レベルの差が明らかに違います。
そして、世の中監督不足が加速しているのでデキル人であれば5年後は結構な給料をもらうことが可能だと思われます。
その代わり負担も大きいです。
8,職人仕事って難しいでしょ?
難しいゲームを毎日8時間行ってみて下さい。
コツがつかめますよね?(ゲーム下手な人は・・・・頑張ってw)
それと同じです。
職人仕事は経験とコツの繰り返しです。
3年もやれば大体の事は出来るようになります。(法面屋やアンカー屋では)
ただ、新しい工種が隙間に入ってきたりするので多少戸惑う事も有りますが、だいたい3年で習得出来ます。(うちのベトナム人もすでに2年である程度出来ます。)
それ以降は技術を鋭く、鋭く研いでいくことに事になります。
9,汚れるでしょ?
汚れる仕事をする人は仕事が下手な証拠です。
スーツの代わりにヤッケと言う作業服の上から着る作業着のようなナイロンを着ますw
だからほぼ汚れません。
だいたい洗えば取れる汚れなので、風呂に入れば綺麗さっぱりです。
10,クサイでしょ?
男も女も汗かけばクサイです。
だから仕事終わりは着替えて車に乗って帰ります。
そうすれば車も汚れませんし、それ程臭くないです。
そう言う身だしなみに気を付けている建設業者の人はかなり多いです。
綺麗好きな職人はかなり多めで、キタナイ監督もかなり多めw
11,危険でしょ?
危険です!
だからこそ事故を起こさない様に常に意識し努力しています。
誰しもが怪我をしたくないですし、させたくないわけです。
特に危険な現場では事故が少なく、「え、こんな所で事故?」って言う変な余裕が事故につながっています。
12,女性が増えてるって?
これはホント沢山の女性の方がこの業界に来てくれています。
うちの元請けさんの現場代理人も女性ですし、役所の担当者も女性です。
ホント多いですね。
これは土木業界に限らず建築業界でもしかりです。
稼げない事務員よりも稼げる現場監督や職人をされる方は多いですね。
男性と対等に渡り合える職場だと思います。
しかも、最近は機械化が進んでいるので人力仕事かなり減っています。
女性の進出は今後もっと加速すると思われます。
ザックリこんな感じでしょうか?
良いところも悪いところもあります。
それはどの業種の職場に行っても同じです。
建設業は主に外仕事です。
気分が滅入った日でも青空の下で汗イッパイかいて仕事します。
調子良い日でも雨でカッパ着て鬱々と仕事してもカッパの中は汗イッパイで仕事します。
汗イッパイかいて仕事することでスッキリする事も多いんです。
鬱々とした気分もかなり軽減出来ます。
体を動かして仕事し、飯食って寝る!
これが一番最高です。
そしでよく言う地図に載ったりする仕事で、
最近ではGoogleのストリートビューに載る仕事です。
特に土木系は。
意外と入ってみると楽しい会社(業種)が沢山有りますよ。
良いも悪いもありますが、よく吟味して建設業に入ってみて下さい。
気がつけばある程度の事は何でも出来るようなスキルが身についているかも知れません。
自分を育てるのは環境と正しい自分です。
それではまた。