皆さんこんにちは。
エンタです。
今回の大雨で私の周囲でも被害が出て来ました。
やはり我々は自然の前では無力ですね。
圧倒的チカラの前にねじ伏せられます。
聞いた話しですが、機械が新設の擁壁ごと押し流されたそうです。
特に河川の工事関係者の方には留意して欲しいのですが、河川から上げられる資材は上げた方が良いです。
これは絶対です。特に機械。
私も以前に河川工事で「ココまでは来ないだろう」って思っていたら、ダムの放流で河川増水してケーシング10本(φ135)と
高圧洗浄機を川へお供えしました。
後日川は収まりました。
が、今回の梅雨はとにかくよく雨が降ります!
すでに山は飽和状態です。
いつ崩れてもおかしくない状態になっていると思って下さい。
もしも、法面の施工を行っている様であれば出来れば一旦施工を止めた方が良いと思います。
山に変状は無いですか?
モルタル吹付に縦のクラックが入っていませんか?
縦クラックは押してきてます!土圧が掛かっているかも知れません。
数日前から濁った濁水が出てきていませんか?
山はかろうじて保っていますが時間の問題で爆発(崩壊)するかも知れません。
これだけ連日雨が降るともうどこの法面に変状が起きてもおかしくありません。
もう法面工事は少し休んだ方が良いのか?って思えてきますね。
実際は元請けの監督の判断が最優先されますが、職長もしっかり現場を確認して判断して欲しいですね。
ちなみに、地滑り傾斜計とか設置している現場でも安心してはダメです。
小さな法面崩壊の速度に傾斜計は間に合いません。
傾斜計は大きな滑り(地滑り)用なので小さな崩壊には対応出来ません。
傾斜計が動かないから大丈夫って事は無いので気を付けて下さい。
伸縮計も同様です。
また1週間くらいは十分に注意をして下さい。
雨が止んでも山が安定するまで数日かかります。
とにかく注意に注意を重ね、安全確保でお願いします。
それではまた。