皆さんこんにちは。
エンタです。
先日のNEWSでこんな記事が出ました。
「真夏の土木工事に1~2か月程度の「夏季休工」導入へ…国交省が猛暑対策で試行、早朝・夜間工事も推進」
夏季休工ですってよぉ!!!!!
コレは凄く良いのですが、その間どうする?って事になりますね。
仮に、その期間休工にした場合の弊害を考えて見ましょう。
考えられるデメリット
日雇い労働者・短期契約者の収入激減
夏季休工中、その現場で働く人(特に日雇いや短期契約の労働者)は収入がゼロまたは大幅減になります。
これは生活に直結する重大な打撃ですよねー
公的補償が十分でなければ、非正規層の経済的不安が大きくなるでしょう。
と言ってもコレはあくまでも民間工事の場合に限ってかと思われますが。
公共ではなかなかそう言った人の応援は少ないと思うので。。。(モグリはある)
現場稼働率の低下による固定費の負担増
ゼネコンや下請け・専門業者は、機械・重機の維持費、資材・倉庫保管費、人件費(常勤あるいは管理者等)など、
現場が休止していても発生する固定的なコストがあります。
休工期間が長ければ、これらの費用が収入なしでかさみます。
契約工期の延長と関連コスト
とりあえず工期が夏季休工の分だけ延びますね。
延長による人件費、機械レンタル費、資材保管・輸送コストなどが追加でかかることになります。
発注が最初から夏以降の施工開始設定であれば良いけど、そんな都合良くは・・・・
さらに、現場が使えなくなることで、周辺や関連工程も調整が必要となり追加の調整コストが発生。
資材・重機の非稼働コストと償却の問題
重機や機械が休止する期間、その機械の稼働率が低下します。
償却費や保守整備費はかかるものの、稼働による収益が減るため、コスト回収が難しくなります。
資材が手配済みであっても使えない(または使いにくい)状態で保管することで保管コストや劣化リスクもあります。
キャッシュフローの悪化
長期間の休工で売上入金が減ると、現金流(キャッシュフロー)が悪化します。
特に下請け・専門業の会社は資金繰りが厳しいところが多いため、資金ショートのリスクが増します。
銀行借入金利や支払い条件の悪化につながることも。
って事考えると、やはりやっている現場に応援に行っちゃう可能性はかなり高いですね。
入札価格・見積もりの上昇の可能性
休工のリスクを見込んで、業者は見積もり価格を上げたり、安全マージンを増やす可能性ですね。
これが公共工事のコスト増につながり、入札価格はアゲアゲに。
やはりデミリットは基本的にお金の部分が大きい様に思います。
その辺の補填を国がどうして行くのか?
ってことですかねー??
逆にメリット考えて見ます。
夏季休工におけるメリット
熱中症リスクの低減
WBGTが危険水準になる真夏の作業を休止することで、熱中症事故の発生リスクを大幅に減らせる。
→ 労災事故防止につながる。
労働環境の改善
夏に体を酷使することがなくなるため、労働者の疲労や離職リスクが減少する。
→ 技能実習生や若手が続けやすい環境になる。
業界イメージの向上
「夏休みがある建設業」という形になることで、人材採用や定着にプラス。
→ 若手不足の建設業にとっては大きな武器になる可能性あり。
安全・品質の向上
無理な猛暑施工による品質低下(モルタルのひび割れ、打設不良、舗装のやり直し等)が減る。
→ 長期的には補修費やクレーム対応コストを減らせるかも
夏休みのある建設業のイメージって凄くインパクト有りますよね!!!?
ただ、これはあくまでも休んでもしっかり給料が出るとか、それなりの収入が確保されていると言う事が大前提ですけどね。
皆さんはどの様に思いますか?
それではまた。
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