皆さんこんにちは。
エンタです。
皆さんの中で適正価格ってありますか?
例えば、ラス張りがいくらだったら良いとか、削孔価格はmいくらだとか?
私もいまだによくわからなくなる時がありますw
私の場合ですが、設計書を確認し自社の請ける部分を積算します。
積算した後に元請の落札価格を確認します。もしくは落札率を元請に聞いたりw
自社が請ける部分は100万だった場合に元請の落札率が90%の場合元請の請負金は90万になります。
コレを超えた場合元請は赤字になるという事になります。
なのでコレが下請としてのアッパーラインですね。
それが分かったら、次に予算を作ります。
私の場合、法枠1000m2だった時はエクセルのセルに1000と入力すると材料等一気に算出されます。
なのでだいたい同じ感じで出るのですが、あとは現場の形状でロス率を変えたり。
あとは施工手間のロスを考えたりなのですが、コレがあくまでも実行予算です。この部分がアンダーライン(最低)になります。
これを基準に見積価格を決めます。
2次下請の場合はまず、設計価格から1次下請(うちの元請)の支店経費、本支店経費、利益をある程度概算で算出します。
ざくりですが、大手の場合支店経費、本支店経費を合算して10%~13%程度だと思って下さいw(会社に寄って違う)
そこに現場の利益が乗ってきます。ザックリですが2~5%程度でしょうか。
これが2次下請けのアッパーになるので注意が必要ですね。
元請の落札率+1次下請の利益=2次下請けの請負アッパー
当然元請も利益を出す必要があるのでもう少し下がりますが、そんなイメージです。
って考えると適正価格ってその現場の適正価格って事になりますよね。
各現場の条件がいろいろ変わります。ロス率も変わります。
にも関わらず、たまにいる元請で「うちはラス張り400円以上は出せない決まり」とかw
特に大手で購買部は有る場合はちょっと面倒ですね~(ココに現場社員も苦慮しているのですけど)
購買部は現場も見ずにお金だけ見て判断するため、ロボットのようですw一切の融通が効かず現場監督の配慮で他の工種を増やしたりと・・・w
アッチの現場からコッチの現場にお金を・・・・
アッチの現場のお金をプールして・・・ココで払って。。。リース代はココのコレを・・・・・
いろいろとやっているんですよねwww(あまり言えませんがいろいろあると思います。。。。妄想)
しかし、我々施工会社の見積は一定ではいけないです。
現場を確認し適正価格を見つける必要があります。
元請が儲かって、なおかつ我々も儲かる所を探る必要があります。
たまにビックリするほどイレギュラーな場合も発生しますが、それは元請と要相談です。
積算を全ての会社が出来るわけではありませんが、それでも自社の適正価格を見つけるには最低限の原価管理が必要です。
請負金ー工事に掛かったお金すべて=粗利益
積算、予算が出来なくてもココだけ抑えておけば大丈夫です。
工事に掛かる全てのお金を計算して下さい。
---例えば、○○○工1500m2----
人員:5人×30,000円=15万×10日=1,500,000円
交通費:1日/5000円×10日=50,000円
合計:1,550,000円
会社経費:5% 1,550,000円×1.05=1,627,500円
希望利益:10% 1,627,500円×1.1=1,790,250円
単価:1,970,250円÷1500m2=1193.5円/m2=1200円
--------------------
※法定福利とか別
この様なイメージです。
コレを各項目ごとに算出して数量と単価を掛けて原価、利益を決めていきます。
それを合算すると見積になります。
安すぎる場合はアッパーまで持って行っても良いですし、そこはある程度お話し合いがあると思います。
こうやってその現場の適正価格を決めて行ければ会社も儲かりますし、元請も儲かります。
大前提に誰もが儲かるって事が大事だと思います。
お金の計算は面倒ですが大事な部分ですのでしっかり学んでいきましょう!
それではまた。