皆さんこんにちは。
エンタです。
建設業界界隈でインボイス制度の事で話題になっていますね。
インボイス制度ってなんや?
って思われる方がイッパイいると思います。
法人で消費税課税業者でサラリーマンあればあまり関係無いのですが、
一人親方(年商1,000万円以下)で仕事している方は十分に知っておいて下さい。
また会社に所属しているにも関わらず、社内外注扱いしている会社の方も要注意です。
完結に簡単に書くと、元請業者は積極的に一人親方を雇用しなくなります。(今の制度上では)
なぜなら元請けは消費税課税業者(下請)にしっかり消費税を払いましたと言う証明書を支払った業者(下請)からもらう必要があります。
インボイスとは証明書だと思って下さい。(適格簡易請求書)
その証明書は課税業者しか発行できませんので、課税業者でない一人親方は元請けに対しインボイスを発行できません。
下請からインボイス発行がない元請けはその消費税分を肩代わりする必要が出てくるので、一人親方を使用しなくなります。
しかし、逆に一人親方がその分は引いて支払となれば元請けも引き受けるでしょうが、一人親方の賃金は確実に減るわけです。
超オススメのYOUTUBE有るので張っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=MFsUVRLna5Y
こちらの方は元請業者の方なので特に意識して問題定義をしています。
非常に分かりやすく表現されています。
また、マンガ好きもチョイチョイ入れてきますw
マンガが分からない方はその部分はスルーでwww
https://www.youtube.com/watch?v=zsrO8bv8kSI
一人親方や偽装一人親方はどの様にして生き残るかって事を考えた場合、
① 仕事をもらっている会社(元請)の社員になる。
② キャリアアップシステムのレベル3以上になって、課税業者になる。
③ 建設業を辞める。
この3択しか有りません。
① 現実的にあり得るでしょう。と言うか、国もこちらを押しているんでしょう。
税金は取れるところから取るが基本です。法人からは取りやすいです。
しかし、そこの会社が雇用してくれるかどうかは別の話です。
当然今までの関係性などに依存します。そこで仕事していたからと言って雇用してくれるとは限りません。
② 結構ハードル高いです。簡単や!って言ったところで資格イッパイ取る必要が出てきます。
そんな時間ありますか?そのお金どこから出てきますか?
③ 建設業やめてケーキ屋になっても、花屋になっても同じです。
偽装一人親方は全て駆逐されると思って下さい。
それ以外にも元請け側は一人親方に仕事を発注する際の書類は結構求められる気がします。
まだ始まっていませんが、確実に書類は増えます。
今の外国人技能実習生の書類もアホほど有りますし、雇用側の定期検査的な事もあります。
一人親方を使用するに当り役所にどれだけ書類を要求されるかと思うとホント面倒になるので元請けも使わない可能性はかなり高くなります。
まして、以前書いた作業員名簿に書かれているウソばかりの社員の名簿も駆逐されるでしょう。
この制度のお陰で良い面も悪い面も露呈するのでどうなるか分かりません。
うちは下請を一切使用していないのでそれ程気にしていませんが、100%下請を使用している会社だと大変になるので準備だけはしておいた方が良いと思われます。
特に元請けの社員(現場代理人)はゼッタイに知っておくべき制度です。
それではまた。