新エンタの法面管理塾

セメントミルクが止まらない(その5)

グラウンドアンカー工Posted 2017.06.09

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日から、磨きまくっているミキサー。

サビを取りながら、各部品を取り外し整備していきます。

悪い部品や、グリースアップ出来ない部品は発注して交換します。

書類を作って行くのも好きですが、こうやって1つの機械を綺麗にしていくのもキライじゃ無いですね。

今日もぜーんぶ綺麗にします!!!


閑話休題

作り方としては簡単なのですが、まずは定着部のみパッカーです。

定着部パッカーの作り方

エンタの法面管理塾-定着部のみパッカー

1,定着部の少し上に、PC鋼線と注入ホース(必ず最深部から注入)にスパンシールを巻きます。

2,その上からパッカーをかぶせます。

3,パッカーを定着部より少し上で止めて、数回折り曲げます。

4,折り曲げた部分にインシュロックや番線等で加締め(カシメ)ます。(しっかり加締める事)

5,先端部はアンカー体に干渉しない様に少しアンカー体よりも前で数回折り込み、そこにスパンシールを団子状にして一緒にカシメます。

先端は一番圧力が掛かりますのでしっかり加締め(カシメ)てください。

スパンシールはパッカーとアンカー体の隙間を穴埋めして、漏れないようにするだけのモノです。

実際は、セメントミルクを注入した際に漏れなければ、材料は何でも良いのですが、

今のところ、スパンシールが通常仕様です。

パッカーのキモ

後は注入するだけですが、注入時に圧力計を見ながら注入します。

圧力は0.1~0.3Mpa程度で十分です。

それ以上掛けても意味がありませんし、ましてや下方向に注入しているので最深部の圧力はかなりあります。

大事な事は、パッカーを確実に膨らますと言う事です。

圧力計を見て圧が上がったら膨らんだ証拠です。

確実性を取りたい場合、下記のようにリターンホースを付けます。

エンタの法面管理塾-リターンホース付きパッカー

 

ただし、この場合削孔径が非常に重要になっています。

結局アウターケーシングに入らなければ施工できない為、十分に気をつけてください。

リターンホースからセメントミルクが出てきたら、そのホースを折って番線等で閉塞します。

そしてもう一方のホースで圧力を掛けて注入します。

オールパッカーのとは

自由長部・定着長部全体にパッカーを掛けます。

全体的に山が悪く、セメントミルクが逸脱する箇所が特定出来ない場合に使用します。

メリット

セメントミルクの量が設計以上は入らなくなるので、セメント量を特定しやすい。

パッカーが膨らんだかどうか、目視で確認出来る。

 

エンタの法面管理塾-ALLパッカー

アンカー体を挿入時にパッカーがヒラヒラとなるので、紙テープでらせん状に巻くと挿入しやすくなります。

ビニールテープを使用すると膨らまなかったりしますので使用しないでください。(使用する際は切れ目を入れる)

パッカー使用時の施工手順

定着部のみパッカーの場合

1,アンカー削孔(インナー回収)

2,アンカー体挿入

3,アウターケーシング回収(パッカーの長さ以上)
(パッカーをケーシング内で膨らますとケーシング内で固着し取れなくなります。
そうなった場合ケーシングの回収が出来なためアンカー体を切りながらの回収となります。
絶対にケーシング内で膨らましてはいけません!)

4,パッカーに注入

5,加圧後(0.1~0.3Mpa程度)ホースを折り番線でカシメる。

6,アウターケーシング内の自由長部に注入

7,アウターケーシング回収

8,自由長部追い注入

9,終了

※その他の施工方法も有る為この方法がすべてではありません。

パッカーは非常に便利な物ですが、使用方法を間違うと大変な事にもつながりますので、しっかり施工を行って下さい。

 

それではまた。


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